約8割がOCRでのDX推進に興味を示す調査結果
株式会社ハンモックが実施した調査によると、IT業界の専門家430名を対象にしたペーパーレス化とOCR(Optical Character Recognition)に関する実態調査の結果、約8割がOCRを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に前向きであることが分かりました。この結果は、企業が業務の効率化を追求する際の重要な指標となる可能性があります。
調査の背景
企業は近年、業務効率向上とデジタル化の進行に対する要求が高まっています。その中で、紙文書が引き起こす非効率性や情報共有の課題が再び注目されるようになっています。しかし、OCRの導入効果に対する見解には、企業によってばらつきがあり、実態把握が難しいのも事実です。このため、ハンモックは、「OCR導入によるペーパーレス化の実態と効果」と題し、専門部門の人材430名を対象に調査を行いました。
調査概要
- - 調査名称: OCR導入によるペーパーレス化の実態と効果
- - 調査方法: インターネットを利用したセルフ型アンケートツール「Freeasy」による調査
- - 調査期間: 2025年07月08日
- - 回答者数: 430名
調査結果の要約
調査の中で、9割以上の企業がペーパーレス化を実施しており、その3分の2がOCRを導入または検討していることが浮き彫りになりました。具体的には、以下の点が結果として出ています。
- - ペーパーレス化の進捗状況: 「ほとんどの業務で紙を使用していない」と回答した企業は37.7%、また37.2%は「一部で紙を使っている」と回答しました。
- - OCR導入状況: おおよそ60%が全社または部分的にOCRを導入済み。
- - 得られた効果: 多くの企業が「入力ミスの削減」「データ検索性の向上」を実感し、特に労働時間の短縮が34.7%の企業で見られました。
DX推進への前向きな姿勢
約80%がOCRを通じたDX推進に対して積極的に取り組みたいとの意向を持っています。特に、32.8%は「積極的に業務改革を進めたい」という回答をし、他部門の状況を見ながら取り組む姿勢も多く見られました。また、課題としては「コスト」「セキュリティ対策」「導入の容易さ」が挙げられ、特にセキュリティは39.5%の企業が重視しています。
まとめ
今回の調査結果から、ほとんどの企業がペーパーレス化を実施し、OCRの導入を進めることに高い関心を寄せていることが明らかになりました。OCRは単なる文書のデジタル化に留まらず、企業全体を見直す契機となり得ます。今後は、他システムとの連携や法令遵守、導入体制の強化が求められます。
ハンモックが提供する「DX OCR」は、コスト面や導入しやすさを考慮した上で、高品質なAI-OCRサービスを提供しており、企業のデジタル化を加速するための強力なツールとなるでしょう。導入に関心のある企業にとって、最適な選択肢と言えます。
株式会社ハンモックについて
株式会社ハンモックは、法人向けのソフトウェアメーカーとして、顧客のニーズに応える多様なソリューションを提供しています。今後も企業のデジタルトランスフォーメーションを推進し、社会全体の効率化に貢献していきます。