AI薬歴作成支援サービス「corte」の全店導入
株式会社corte(以下「corte」)は、東京都台東区に本社を置く企業で、最近、株式会社トモズ(以下「トモズ薬局」)が運営する全193店舗において、AI薬歴作成支援サービス「corte」が導入されたことを発表しました。このサービスは、薬剤師の業務を効率化し、患者とのコミュニケーションの質を向上させることを目的としています。
導入の背景と目的
近年、調剤報酬改定に伴い、薬局業務における患者フォローが重要視されています。特に、処方箋の受付だけでなく、患者への対応力向上が求められています。しかし、実際の現場では、薬歴を記載する時間が長く、業務後の残業が発生することが多く見受けられます。そこでcorteは、AIを使った薬歴記載支援機能「AI音声入力」を提供し、業務の効率化を図りました。
AI薬歴作成支援機能の効果
corteの「AI音声入力」を導入した最初の5店舗での試験導入では、薬剤師の月間残業時間が平均1.5時間減少の結果が出ました。最大で6.1時間削減された店舗もあり、業務改善に大きく寄与したことが分かります。
さらに、薬歴の記載内容も充実し、文字数が約2倍になる事例も見られました。これにより、患者一人ひとりの服薬歴や注意点が詳細に記録され、薬剤師はより良い情報を共有できる環境が整いました。
導入スケジュールと展望
全193店舗での導入は、2025年12月に完了予定です。導入は段階的に進められ、2024年12月以降、クラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴 Solamichi』の導入が始まり、2025年7月からは「AI音声入力」が順次展開される見込みです。トモズ薬局では、薬剤師が患者に寄り添い、質の高い薬歴記載を実現することを目指しています。
企業のコメント
トモズ薬局の薬剤部副部長である湯本直嗣氏は、「このAI機能により、患者との対話に集中でき、質の高い服薬指導が可能になった」と評価。また、corteの代表取締役である升澤裕介氏は、「薬剤師が対人業務に集中できるように支援していきたい」と今後の意気込みを語りました。
AI薬歴作成支援サービスは、薬剤師と患者の会話を自動で要約し、薬歴の作成を手助けするもので、業務の効率化と記録品質の向上を目指しています。このような取り組みが実現すれば、薬剤師の業務が大きく変わることが期待されています。
まとめ
AIを活用した薬歴作成支援機能「AI音声入力」の導入は、薬局業務の未来を大きく変える可能性を秘めています。トモズ薬局の全店展開が成功に終わることで、さらなる業務改善と患者へのサービス向上が期待されるでしょう。今後の進展から目が離せません。