ねじのゆるみ遠隔検知！イケキンがIoTサービス開発を発表 - プラントメンテナンスの効率化と安全性を向上

ねじのゆるみを遠隔でチェック！イケキンのIoTサービスがプラントメンテナンスを変える

池田金属工業株式会社（以下、イケキン）は、ねじのゆるみを遠隔検知するIoTサービスを開発し、2024年7月24日に東京ビッグサイトで開催される「プラントメンテナンスショー」で発表することを発表しました。

イケキンは「ねじで世界をよりよく変える」をスローガンに掲げ、ねじ締結に関する技術商社として、単にねじを販売するだけでなく、締結に関する社会課題の解決を目指しています。

近年、労働力不足やインフラ設備の老朽化が進む中、ねじのメンテナンス作業の負担軽減は重要な課題となっています。特に、高所や危険箇所での作業は、作業員の安全確保が難しい状況です。

イケキンは、こうした課題解決のために、IoTに強みを持つ株式会社Momoと共同で、ねじに組み込み可能なゆるみ検知IoTセンサーを開発しました。このセンサーは、ねじのゆるみ状況をクラウド上のデータベースに送信し、遠隔地から確認することができます。

遠隔監視で作業効率アップ、安全確保も

このサービスは、山間部の鉄塔や洋上発電所、大規模プラントなど、人が容易に立ち入れない場所での利用を想定しています。

従来は、定期的な点検のために、危険な場所への立ち入りや、多くの作業員を必要としていました。しかし、このIoTサービスによって、必要な時に必要な箇所だけを点検することが可能になり、作業効率の向上と安全性の確保に貢献します。

独自のDTIシステムを採用

本サービスでは、ねじの軸力の低下を色で判別するDTIシステムを採用しています。センサーは、この色の変化を検知することで、ねじのゆるみを正確に把握します。

従来のゲージ埋め込み型に比べて、無線で設置できるためスペースを取らず、コストも抑えられています。また、センサーの電池は、長寿命設計で、数年間は交換不要です。

ねじを通して社会課題解決を目指すイケキン

イケキンは、今後もねじを通して、省人化・省力化、見える化など、社会課題の科学的な改善に取り組み、より良い世界の構築に貢献していくとしています。

詳細情報

展示会: プラントメンテナンスショー
日時: 2024年7月24日（水）10時30分～
会場: 東京ビッグサイト東展示棟
ブース: M4-167（ブース内発表スペース）
製品紹介ページ: https://www.ikekin.co.jp/products/9591/

会社概要

商号: 池田金属工業株式会社
代表者: 代表取締役社長武井宏樹
所在地: 〒550-0013 大阪府大阪市西区新町4-7-11
設立: 1950年12月
事業内容: 工業用ファスナー、金属部品の開発・製造・販売
資本金: 2,000万円
URL: https://www.ikekin.co.jp/