水産資源危機の提言
2025-05-20 16:26:16

水産資源の危機を訴えるトップシェフたちの提言書提出

水産資源の危機を訴えるトップシェフたちの提言書提出



2025年6月2日、一般社団法人Chefs for the Blueの代表である佐々木ひろこ氏が、水産庁長官に対して水産資源の回復を目指した提言書を提出します。この活動は、持続可能な海と食文化を守るための重要な手段と位置付けられています。

提言の背景:和食と水産資源の繋がり



和食が2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されて以来、日本の食文化は確固たる地位を築きました。島国である日本にとって、豊かな海は和食の基盤です。養分豊富な漁場から受け継がれてきた魚料理は、日本人の生命や健康を支える重要な存在です。しかしながら、近年、魚食文化の核となる水産物が次第に手に入りづらくなっています。特に、材料費の高騰や入荷量の減少は、多くの飲食業者にとって深刻な問題です。

水産資源の現状



近年の調査によれば、全国の漁業・養殖業の生産量は1980年代の約1/3以下に減少しています。水産物自給率も54%にとどまり、持続可能な水産業の維持は困難な状況です。特に、近年は漁獲量の記録的激減が相次ぎ、サバやイカ、サンマなどの魚が危機的な状況にあり、今後の漁業に懸念を抱かせています。これにより、料理界でも食材の安定確保が大きな課題となっています。

提言書の内容と意義



Chefs for the Blueは、料理界からの提言書を通じて、持続可能な漁業の確立と国内水産物の供給力の向上を目指しています。提言書の発表では、料理人たちが水産資源保全の必要性を訴え、食文化の未来を守るための具体的な施策について説明します。また、提出後には、小泉進次郎水産総合調査会長をはじめとした政治家たちとの意見交換が行われ、現状の打開策が議論される予定です。

イベント詳細



提言書の提出が行われる日、記者発表も計画されています。報道関係者には、料理界の切実な声と今後の展望を伝える貴重な機会となるでしょう。具体的には、以下の流れで進行されます:
1. 水産庁長官への提言書提出 (13:00)
- 提言内容説明
- 意見交換
2. 記者発表 (15:00)
- 法人や提言書の背景説明
- 質疑応答
3. 意見交換会 (17:30)
- 自民党議員との具体的な意見交換

これらの活動を通じて、今後も食文化と水産資源の未来についての提言が続けられます。各要素が融合し、日本の水産業が再生されることが求められています。

さいごに



Chefs for the Blueは、持続可能な海と食文化を次世代に受け継ぐため、官民一体の取り組みが不可欠であると考えています。この提言書の提出とその後の意見交換は、日本の未来に向けた大きな一歩となることでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人Chefs for the Blue
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-13東急原宿アパートメントB1
電話番号
080-4380-2327

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