株式会社ボルテックスは、2024年9月に大分銀行の「SDGs寄付型私募債」を通じて2億円の資金調達を成功させました。この資金は全て設備投資に充当されることとなっています。ボルテックスは、東京を拠点にした企業で、主に「区分所有オフィス」の提供を行うことで知られています。この取り組みは単なる資金調達にとどまらず、地域社会への貢献を強く意識したものでもあります。
「大分銀行SDGs寄付型私募債」は、発行手数料の一部を寄付金として活用し、学校や医療機関などの非営利法人へ資金を提供します。これはSDGsの達成を目指すもので、ボルテックスもその一翼を担うことになります。ボルテックスは、企業の成長と共に社会のニーズに応えることで、地域と共に歩む企業でありたいと考えています。
同社は1999年に設立され、ミッションとして「経営に新常識をもたらし、富の再分配を実現する」ことを掲げています。この理念を基に、東京都を中心とした主要都市での不動産戦略を展開しており、中規模ビルをフロアごとに分譲する「区分所有オフィス」が中核をなしています。この戦略は、顧客のニーズに合った新しい不動産活用法を提案することで、企業価値を高めるだけでなく、地域社会への貢献にもつながるのです。
ボルテックスは、654名の従業員を有し、東京をはじめ、札幌、仙台、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡、鹿児島といった国内各地に拠点を持っています。2024年3月期には、売上高819億円、経常利益86億円を記録しており、賃貸用不動産の保有物件は655億円に達しています。これはボルテックスが安定的な成長を続けている証とも言えます。
今回の資金調達を通じて、同社は新たな設備を整え、さらなる事業拡大を図る考えです。そして、地域社会への影響を意識した活動を強化し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていくことでしょう。ボルテックスのWEBSiteやSNSで、今後の活動にもぜひご注目ください。