国際交流を重視したシェアハウス「BORDERLESS HOUSE 池袋」が誕生

2025年3月1日、東京都豊島区に新しい国際交流シェアハウス「BORDERLESS HOUSE 池袋」がオープンします。本プロジェクトは、朝日新聞社の旧販売店をリノベーションしたもので、朝日建物管理株式会社とボーダレスハウス株式会社が共同で手掛けています。この新たなシェアハウスでは、国際交流をテーマにした独自のコミュニティ作りが行われます。

プロジェクトの背景

朝日建物管理は、築33年の元新聞販売店の利活用に関して売却や建て替えといった選択肢を検討していましたが、ボーダレスハウスが国際交流シェアハウス案を提案しました。二つの会社は、明確なコンセプトと投資収益性を考慮した結果、共同でリノベーションを進めることに決定しました。

このプロジェクトでは、ボーダレスハウスが運営することにより、安定した収益が期待され、地域との関係構築にも力を入れています。

2025年1月24日に竣工し、2月からの準備を経て3月1日にオープン予定です。

シェアハウスの仕様と環境

「BORDERLESS HOUSE 池袋」は、全体で11室を有し、少人数のコミュニティを形成します。入居者同士が心地よい関係を築けるよう、広々とした共用スペースが設けられています。1階にはリビングやキッチンがあり、自然と交流を生む設計が施されています。特に、共同のキッチン台では料理を通じての交流が図られる工夫がされています。また、55インチの大画面テレビを設置し、入居者が集まる温かい雰囲気を演出します。

さらに、庭の一角には人工芝エリアを設け、ヨガなど多様な使い方ができるスペースも完備されています。

入居状況

すでに11室中9室に予約が入っており、海外からの入居者が多く集まっています。国際色豊かな居住環境を提供することで、さらなる異文化交流が期待されています。

近隣住民との関係構築

ボーダレスハウスは、入居者と近隣住民との良好な関係を重視しています。開業前には説明会を開催し、入居者には生活ルールを周知するポスターを掲示するなど、地域とのつながりを強化する取り組みが行われます。また、運営中もハウスルールの確認や問題発生を未然に防ぐためのリーダー制度を導入し、快適な生活環境を保守する方針です。

ボーダレスハウス株式会社の理念

ボーダレスハウスは、外国人との共生を促進するためのシェアハウスを運営しています。2008年から始まったこのソーシャルビジネスは、多文化共生社会を実現することを目指し、今までに18,000人以上の入居者を受け入れてきました。現在は、日本を含む3カ国で80棟以上のシェアハウスを展開し、様々な国からの入居が実現しています。