日本と世界のディープテック企業が手を結び、新たなビジネスチャンスを創出
Garage+は、アジア経済の発展を目指して2008年に設立された非営利法人Epoch Foundationが支えている組織です。台湾の大企業、TSMCやMediaTekなどが参加するこの団体は、世界中のスタートアップと日本企業との連携を強化する新しいプログラム「Asia Startup Express」を開始しました。
「Asia Startup Express」:新たなビジネス機会の創出
この新プログラムの中心にあるのが、Garage+のネットワークです。このネットワークは、世界中のディープテックスタートアップとの提携を促進し、日本企業に対してスピーディに新しいビジネスの機会を提供することを目的としています。特にアジア経済を活性化するために、日本と他国のスタートアップとのコラボレーションを進め、オープンイノベーションを加速させることを狙っています。
グローバルなスタートアップネットワーク
Garage+が主催する「Startup Global Program」では、2016年以来69カ国から1,450社以上のスタートアップが応募してきました。このプログラムを通じて、選ばれた企業はCOMPUTEXやGarage+のオープンハウスで、著名なパートナーとのマッチングを通じて事業を加速する機会を得ることができます。これにより、各国の先進技術にアクセスできるようになり、業界全体の活性化が期待されています。
MITとの強固なパートナーシップ
Garage+は設立以来、MITのコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)と20年以上の研究連携を持っています。定期的に開催されるイベントでは、最前線の研究者と共に最新の知見を共有し、技術革新のための交流の場を設けています。こうした活動が、スタートアップにとって新たなアイデア創出の源となっているのです。
次世代を担う人材の育成
Epoch Foundationが1998年から続ける「Epoch School」プログラムからは、3,000人以上の卒業生が輩出されています。これらの若手人材は、60社以上の企業を設立し、他の企業でも高い評価を得ています。Gate+では、こうした人材ネットワークを活用し、日本企業の求める優秀な人材の採用に結びつけることも目指しています。
メンバーシップ特典
「Asia Startup Express」のメンバー企業には、以下の特典があります:
1. Garage+のオープンハウスやCOMPUTEXへの参加。
2. 有望なスタートアップとの1on1ミーティング。
3. ディープテックスタートアップの最新レポート配信。
4. Epoch School卒業生向けの採用情報へのアクセス。
5. 台湾の経済界や研究機関とのネットワーク構築支援。
実績と未来への展望
これまでに、東京電力と東京ガスが台湾のNextDrive株式会社と提携した事例や、クックパッドが台湾のレシピサイトDoDoCookを買収したことなど、日本企業との具体的な連携も進んでいます。今後もGarage+は、日本企業との取り組みを強化し、アジア全体の経済成長に貢献していくことを目指しています。
詳しい情報や入会方法については、Garage+の公式ウェブサイトをご参照ください。入会には審査が必要ですので、事前に準備をお願いいたします。
Garage+公式サイト
Epoch Foundation