第21回高校化学グランドコンテスト、芝浦工業大学での開催
2026年度の「高校化学グランドコンテスト」が芝浦工業大学にて実施されることが決定しました。この大会は、高校生による自主的な研究活動を支援し、その成果を発表する機会を提供する全国規模のイベントであり、「化学の甲子園」としても知られています。
このコンテストは、2004年に大阪市立大学を拠点としてスタートし、年々その規模を拡大してきました。昨年度から芝浦工業大学が会場となり、今回で21回目を迎えます。よって、今後もさらなる成長が期待されます。
コンテストの審査員と特別講演
第21回大会では、名古屋大学名誉教授であり日本学士院会員の巽和行氏をはじめ、化学界の第一線で活躍する研究者たちが審査を担当します。また、特別講演には、核酸化学の権威である小宮山眞氏(東京大学名誉教授)が登壇予定です。
さらに、遠方から参加する高校生の負担を軽減するため、交通費の補助も提供される方針です。これにより、より多くの学生が参加しやすくなり、競技の質も高まるでしょう。
海外派遣のチャンス
特に注目すべき点は、グランドアワードを獲得したチームが海外で開催されるサイエンスフェアに派遣されることです。昨年のコンテストでは、100チーム以上が参加し、最終選考には約900人が集まりました。参加者には台湾やシンガポールからも高校生が加わり、国際的な場での交流が促進されました。
東京都立日比谷高等学校は、グランドアワードにも輝き、今年は台湾で開催されたTaiwan International Science Fair(TISF)に参加しました。生化学部門で第1位を獲得した長坂ソフィア怜さんや、化学部門で同様に優秀な成績を収めた静岡北高等学校の上野真央さんと望月俊さんの成果が国際的にも評価されました。さらに、長坂さんは「Young Scientist Award」を受賞するという快挙を達成しました。
コンテストのスケジュール
次回のコンテストのスケジュールは以下の通りです:
- - エントリー受付期間: 2026年7月1日〜8月24日
- - 研究相談・サポート: 2026年7月1日〜8月24日
- - 研究要旨提出締切: 2026年8月24日
- - 最終選考会出場チーム発表: 2026年8月下旬
- - 発表カテゴリー発表: 2026年9月下旬
- - 最終選考会: 2026年10月24日・25日
高校化学グランドコンテストの詳細は特設サイトにて確認できます。
高校化学グランドコンテストの特設サイト
高校化学グランドコンテスト特設サイト
協賛企業と後援
このコンテストは、文部科学省や大阪公立大学、日本化学会などの後援を受けており、また第一三共株式会社や株式会社IHIなど多数の企業が協賛しています。
大学の特色
芝浦工業大学は、工学部、デザイン工学部などを有し、約1万人の学生が在籍する理工系の大学です。2024年からは新しい教育体制へと移行し、国内外での教育・研究の質向上に努めています。
2027年には創立100周年を迎え、アジア工科系大学のトップ10入りを目指す取り組みを行っており、今後も注目が集まることでしょう。