エルロンがオンライン入社研修サービスを外国人労働者に提供開始！

エルロンが新たなオンライン入社研修サービスを開始

新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、外国人労働者の入国に不安を抱える多くの企業にとって、新たな解決策が登場しました。株式会社エルロンは、入国待ちの外国人労働者に向けて、オンラインによる入社研修を提供することを決定しました。このサービスは、海外から日本に来る予定の約5万人の外国人労働者のために設けられ、入国後すぐに仕事を始められるようサポートします。

新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルス感染症の急速な拡大により、日本政府は水際対策の強化を進めており、外国人の入国が制限されています。特に、中国や韓国からの入国が厳しく、すでに発給されたビザの効力が停止されたことが影響を及ぼしています。この状況を受けて、多くの企業が入国が遅れている外国人労働者の研修や教育に課題を抱えていました。実際に、多くの企業から「自国待機期間中の外国人人材のモチベーション維持に苦慮している」という声が挙がっています。

オンラインでの入社研修

エルロンが提供するオンライン入社研修は、入国前に自国で完了できるカリキュラムです。これにより、外国人労働者は日本に到着する前に必要な研修を受けることができ、入国後は円滑に業務を開始できます。授業はオンラインで行われ、受講者同士のコミュニケーションが促進される環境が整えられています。また、講師への質問も自由にできるため、より充実した研修が期待されます。研修の出欠状況は企業へ報告されるほか、受講者からの感想やメッセージも共有されるため、企業側も研修の効果を実感しやすくなっています。

研修プログラムの内容

オンライン研修は全10回のカリキュラムで構成されています。各回の内容は以下の通りです。

1. ビジネスマインド（第一印象・身だしなみ・基本的な挨拶）
2. 敬語表現（尊敬語、謙譲語の使い分け）
3. ビジネスシーンにおける言い換え表現（クッション言葉の使い方、目上の人に使えない表現）
4. 電話対応の基本（電話に出る前の準備、内線電話の取り方）
5. 外線電話の基本対応（取次、不在時の対応、メモの取り方）
6. 職場でのコミュニケーションの基本「報告・連絡・相談」
7. 時間管理と遅刻時の適切な対応
8. ビジネスメールのマナー・基本的な書き方、報告メール、お礼メールで使う表現
9. 他社訪問時の基本マナー（準備、面談中、辞去）、席次と名刺交換の基本ルール
10. 異文化理解「ケーススタディ」

この研修の対象者はN2レベル以上の日本語能力を有する人材です。そして、企業が自社で必要とする内容についての要望にも柔軟に対応してくれるため、特別なニーズにも応じることができます。

株式会社エルロンについて

株式会社エルロンは、多文化リテラシーの研修やグローバルチームビルディングを行っており、外国人労働者の定着を目指した支援を提供しています。本社は東京都千代田区に位置し、日本語講師の石川陽子が代表を務めています。

このように、エルロンの新しい取り組みは、外国人労働者が安心して入国し、日本での仕事を円滑に開始できる環境を整えることに貢献しています。今後も持続可能な職場環境を実現するため、多くの企業がこのサービスを活用し、国際人材との共生を図っていくことが期待されています。