日本オーチス、国際STEMプレゼンコンテストへ選ばれた日本の学校チームを発表
日本オーチス・エレベータ株式会社は、世界を代表するエレベーター業界のリーダーとして、今年も「Made to Move Communities™(メイド・トゥ・ムーブ・コミュニティズ)」プログラムに参加するために、日本の高校生チームを発表しました。本プログラムは、オーチスが主催する国際STEM(科学・工学・エンジニアリング・数学)プレゼンテーションコンテストであり、高校生のSTEM教育を促進することを目的としています。
プログラム概要
Made to Move Communitiesは、今年で5年目を迎える社会貢献プログラムです。日本全国の中から7校から9つの学生チーム(合計67名)が応募し、その中から厳選された2つのチームがアジア太平洋地域大会、5つのチームが国内大会に進出することが決まりました。審査基準は厳格であり、各チームが持つアイデアの独創性や実現可能性が重視されました。
国内大会のテーマ
国内大会のテーマは「コミュニティの課題を解決するインクルーシブ・モビリティのソリューション」です。このテーマに基づき、選出された5つの学生チームは、身体的、地理的、経済的な移動の障壁を解消するためのソリューションを探求します。日本オーチスの社員からのサポートを受けながら、移動の安全性、接続性、生産性、利便性を向上させる移動ソリューションを考案します。
発表と支援
各チームは、10月22日にオンラインで日本オーチスの審査員に向けてソリューションを英語で発表します。また、国内大会の優勝校には、日本オーチスからSTEM教育プログラムの支援として助成金が授与されることになっています。これは学生たちの教育投資として、非常に重要な意味を持っています。
アジア太平洋地域大会へ
アジア太平洋地域大会に進出する2校、札幌日本大学高等学校と山形県立山形東高等学校は、12月から本大会のテーマであるAIを利用した都市交通ソリューションの考案を開始する予定です。2025年3月には、オーチスの役員に向けたプレゼンテーションが行われ、そこで優勝すると4月開催の世界大会進出が決まります。
パトリック・ヨング社長のメッセージ
日本オーチスの社長であるパトリック・ヨングは、「今後ますますSTEMに関するスキルを持つ専門家が不足すると予想されている中で、私たちはこのプログラムを通じて地域社会に貢献したいと考えています」とコメントしています。未来のリーダーたちがSTEMに対する興味と能力を高める支援が、地域社会と次世代の労働力にとって重要な役割を果たすと信じています。
ESG目標への貢献
Made to Move Communitiesプログラムは、オーチスのESG(環境、社会、ガバナンス)目標の達成にも寄与しています。2030年までに15,000人の学生をSTEM教育や職業訓練でサポートし、寄付総額の50%をSTEMプログラムの支援に充てる目標を掲げています。
これからも日本オーチスは、未来のリーダーを育成し、持続可能な社会づくりに貢献していく姿勢を貫きます。