ビジー・ビー、生成AIツールをExcelに追加
東京都港区に本社を置く株式会社ビジー・ビーは、独自に開発したExcel用のアドイン『生成AIツール for Excel』の2024年12月版を発表しました。このツールは、マイクロソフトのOfficeストアで2024年12月18日にリリースされます。
世界唯一のExcel対応AIアドイン
この『生成AIツール for Excel』は、Windows、MacOS、Web版のExcelで無償で使用可能です。特筆すべきは、今回のバージョンが生成AIの主要3社であるOpenAI、グーグル、アンソロピックの合計20モデルに対応している点です。これにより、同ツールは世界で唯一のExcelアドインとして位置付けられています。
業務適性を評価する新たな視点
ビジー・ビーは、生成AIの性能を測る新たな指標として、採用試験で使われるSPI型テストを用いて各社のモデルの業務適性を比較しました。これにより、OpenAIのAIモデルであるo1は、95%を超える正答率を記録し、最も優秀な就活生に匹敵する能力を持つことが確認されました。
OpenAI o1が初の80%超
今回のテストでは、これまで生成AIが苦手とされていた文の整理や特殊計算においてもOpenAIのモデルが80%以上の正答率を達成した点が注目されます。特に、o1-previewは295問中282問に正解し、正答率は95.6%と高水準でした。一方で、次点のアンソロピック社製Claude 3.5 Sonnetは175問正解し、59.3%でした。
軽量モデルのパフォーマンス
軽量モデルの比較でも、o1-miniの性能が光ります。正答率は86.1%で、従来の標準モデルを上回る結果を記録しました。また、グーグルが発表した最新のGemini 2.0 Flashも184点の正答を記録し、進化が見られますが、o1-miniには及びません。
調査方法と結果
今回の成果は、ExcelのAPIを通じて送信したプロンプトから得られた回答を加工し、正誤を判定して集計したものです。使用モデルや性能評価の詳細は、ビジー・ビーの公式リリースページを参照してください。
エル・ティー・エスのビジョン
株式会社エル・ティー・エスは、デジタル時代における最適なパートナーを目指しています。特に、IT業界と企業をつなぐプラットフォーム事業に注力し、新しいビジネス機会の創出を図っています。同社の本支社であるビジー・ビーは、今後も業務改善に向けた新たなツールを開発・提供していくことでしょう。
この革新的な『生成AIツール for Excel』は、データ分析や業務効率化を実現するための強力な武器となると思われます。興味のある方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。