ワンダーファイ、ウズベキスタンで思考力を育む
ワンダーファイ株式会社は、最新の知育アプリ『シンクシンク』をウズベキスタンに提供するため、株式会社デジタル・ナレッジと正式に提携しました。この契約により、されるプロジェクトは、特に現地の小学生を対象とした「スクール版シンクシンク」の導入を目指しています。今回の取り組みは、ウズベキスタンの教育市場における新たな可能性を切り開くもので、今後の展開に期待が寄せられています。
シンクシンクとは?
『シンクシンク』は、子どもたちの思考力を養うことをコンセプトにした知育アプリです。ユーザーは、空間認識や論理、数的処理などの分野について楽しみながら学ぶことができ、すでに世界150ヶ国以上で300万人以上に利用されています。その人気の理由は、子どもたちが自主的に学習したくなるような魅力的なコンテンツにあり、特に五つの重要な思考力の土台を育むことに成功しています。
提携の背景と狙い
ウズベキスタンは、近年急速な経済成長を見せており、2023年の実質GDP成長率は前年比6.0%増という結果を記録しています。同国は教育への関心が高く、特に若者層に対する教育インフラの充実が求められています。これを受けて、デジタル・ナレッジは日本の教育ノウハウを取り入れ、ウズベキスタンの教育現場に適した教材の導入を進めているのです。
2024年5月からの試験導入が既に行われており、現地の教育関係者からはその効果に対する高い期待が寄せられています。実際に、子どもたちがタブレットを使って『スクール版シンクシンク』を楽しむ様子が確認され、教育の質が向上することが期待されています。
スクール版シンクシンクの特長
『スクール版シンクシンク』は、従来のアプリを教育現場向けにカスタマイズした特別な教材です。教室ごとの進捗管理が可能なダッシュボード機能や、問題の種類、レベル設定が自由に選べる特徴があります。教育機関は、このアプリを通じて、自校のニーズに最適な形で活用できるため、汎用性が高いと評価されています。
実証実験の成果
2024年5月から7月にかけて、ウズベキスタン・タシケントで行われた実証実験では、子どもたちの学習意欲が向上し、楽しんで授業に取り組んでいることが確認されました。教育関係者からも「生徒の興味を引き、長時間の授業でも彼らが集中している」とのコメントが寄せられています。
未来への展望
ワンダーファイは、デジタル・ナレッジとの提携を通じて、ウズベキスタンをはじめとする中央アジア地域への教育アプリの展開を加速させる意向です。教育を通じて、未来の世代に思考力や創造性を育むことが期待されており、その過程で新たな学びの形が生まれる可能性があります。これからも世界中の子どもたちに「知的なわくわく」を提供し続けるための取り組みに注目です。