東京都が次世代通信技術を活用したスタートアップ支援を開始
東京都は令和5年度より、5G技術をはじめとした次世代通信技術を駆使した製品やサービスの開発を支援する「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」を立ち上げました。この新しい取り組みは、社会実装を促進し、企業価値を向上させることを目的としています。
開発プロモーターの募集
この支援事業は、東京都と協働する開発プロモーターを3者程度募集します。プロモーターは、都内のスタートアップ企業が5Gや今後の「Beyond5G」技術を活用して新たな製品・サービスを開発できるよう支援を行います。この支援には他の事業者との連携も含まれます。
開発プロモーターには、最大3年間で5社以上の都内スタートアップを支援する責任が課されます。定期的に成果を評価し、KPI(重要業績評価指標)を達成した際には協定金が支給されるという仕組みです。
東京都の支援内容
東京都からの支援内容には、協定金の支払いが含まれています。令和6年度には最大8000万円、令和7年度・8年度には毎年最大1億1000万円が支給される予定です。また、東京都のオーガナイザーがプロモーター間のネットワーキング、メンタリング、勉強会を実施し、相互にサポートし合う環境を整備します。
応募資格と方法
応募資格 には、日本国内に法人格を持つ株式会社などが該当します。さらに、通信事業者などとの連携関係を築いていることが求められます。
応募者は、事業ホームページの指定の応募様式に必要事項を記入し、必要書類を添えて申込・問い合わせ先へメールで送付する必要があります。詳細な応募情報は、
東京都の次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業のページで確認できます。
募集期間と事業説明会
応募期間は令和6年5月1日(水)から令和6年6月28日(金)までです。また、事業説明会は令和6年5月14日(火)にWEB上で行われ、対象者は開発プロモーターの申請を希望する方や関連する都内スタートアップ企業となります。この説明会では、事業の概要や応募方法、KPIの設定や協定金の支払いについて説明されます。
最後に
東京都の「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」は、未来の東京を築くための重要なステップと言えるでしょう。この機会を通じて、多くのスタートアップが次世代技術をビジネスに活かし、社会に新しい価値を提供することを期待しています。興味のある企業は、ぜひ応募を検討してみてください。