ペイガンのビジュアルブック
2024-08-20 18:43:56

神々と聖なる自然の世界を味わうビジュアルブック『Pagans多神教表象大全』の魅力

神々と聖なる自然を表現するビジュアルブック『Pagans多神教表象大全』



2024年8月6日の発刊を迎えた『Pagans多神教表象大全』は、世界中の多神教の文化を深く理解するための貴重な一冊です。このビジュアルブックは、イーサン・ドイル・ホワイトの著作を基に、日本語版として河西瑛里子が監修・翻訳を行いました。目を引くオールカラー図版が450点収められており、聖なる自然や神々、占い、祝祭といったテーマを取り上げています。

この書籍は、私たちを未知なるペイガンの世界に誘います。ペイガンという言葉、『Pagans多神教表象大全』では、今日の信仰形態を反映し、キリスト教やユダヤ教、イスラームとは異なる宗教的伝統を意味するものとして位置づけられています。歴史や文化を掘り下げる中で、ペイガンが掲げるアイデンティティや実践がどのように形成され、発展してきたのかを考察します。

この本は、ただの図鑑ではありません。多様な地域や時代における神々の信仰や儀式を豊富な図版と共に紹介し、読者に新たな知識と理解を提供します。序文では、著者のホワイト博士が日本の読者に向けたメッセージを寄せており、ペイガニズムへの関心が高まることを期待していると述べています。特に、アブラハムの宗教が主流である中で、ペイガニズムの多様性を理解することがどれほど重要かを強調しています。

この書籍は、日本の文化や信仰とも結びつきがあり、国際的な視点から日本の多神教の特性を再評価する機会ともなるでしょう。例えば、日本の神々や祭りも描かれており、クローズアップされることで、ペイガンの思想がどのように我々の生活に影響を与えているかを再認識することができます。

本書を通じて得られるデータや図版は、文化的な関連性を探求する上で不可欠です。例えば、神々を描いた絵画や彫刻、儀式に関する資料は、信仰や思想の変遷を理解するのに役立ちます。これにより、歴史的な背景を持たない宗教的実践の複雑さへの洞察を得ることができるのです。読者は、本書を手に取ることで、ペイガンの世界がもたらす新たな視点を体感するでしょう。

日本語版の監修を手がけた河西瑛里子助教は、文化人類学や宗教社会学を専門とし、オルタナティヴ・スピリチュアリティや現代の巡礼についての研究を行っています。また、翻訳を担当した定木大介は、広範な翻訳実績を持つプロフェッショナルです。彼らが協力してこの書籍を活かすことで、ペイガニズムへの興味が深まることが期待されます。

このように、『Pagans多神教表象大全』はただの図鑑ではなく、さまざまな信仰や文化を知るための入り口としても機能します。神々と聖なる自然への探求は、私たちが忘れがちな文化的な豊かさや多様性を再確認する機会となるでしょう。興味がある方は、ぜひ手に取ってその魅力を体験してみてください。


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