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キノアーキテクツが手がけた子ども施設がトリプル受賞

株式会社キノアーキテクツと社会福祉法人檸檬会が設計した「レイモンド斑鳩こども園」「レイモンド甲賀こども園」「奈良おもちゃ美術館」が、第19回キッズデザイン賞において見事、トリプル受賞を果たしました。その中でも、レイモンド斑鳩こども園は233点の受賞作品の中から優秀賞（経済産業大臣賞）に選ばれ、そのデザインが高く評価されています。

受賞施設の特徴

レイモンド斑鳩こども園

このこども園は、法隆寺の回廊からインスパイアを受けて設計されました。奈良県の静かな環境に位置し、地域の木材を用いたデザインが特徴です。内外の回廊は子どもの自由な遊びを促進し、地元の産材を使った列柱がそのデザインに深みを与えています。審査委員からは、「自然との触れ合いを促す美しい空間」として評価され、特に列柱の存在感が印象的だとされています。

施設概要

• - 名称: 公私連携幼保連携型認定こども園 レイモンド斑鳩こども園
• - 所在地: 奈良県生駒郡斑鳩町
• - 敷地面積: 4349.13㎡
• - 竣工: 2024年3月（予定）
• - 施工: 株式会社キノアーキテクツ

レイモンド甲賀こども園

次に紹介するレイモンド甲賀こども園は、滋賀県の田園地帯に位置し、200名を受け入れることができる大規模な施設です。軽やかな家型の木架構が特長で、屋内広場や保育室をつなぎ、屋外には運動場や庭も設けています。多様性を尊重し、子どもたちの主体性を育む場として設計されています。

施設概要

• - 名称: 公私連携幼保連携型認定こども園 レイモンド甲賀こども園
• - 所在地: 滋賀県甲賀市
• - 敷地面積: 5935.82㎡
• - 竣工: 2024年3月（予定）

奈良おもちゃ美術館

奈良おもちゃ美術館は、大学の図書館を再利用し、「木育」をテーマにした体験型の施設です。多様な年齢層が楽しめる空間を提供し、約300種類・5000点以上の木のおもちゃが展示されています。地域の文化や歴史を体験できる場所としても注目されています。

施設概要

• - 名称: 奈良おもちゃ美術館
• - 所在地: 奈良県生駒郡
• - 敷地面積: 6344.44㎡
• - オープン: 2025年3月20日

キッズデザイン賞とは

キッズデザイン賞は2007年に設立され、子どもが安全で安心に暮らせる社会の実現を目指しています。この賞は、子どもや子育てに貢献する製品やサービス、空間のデザインを広く認知させることを目的としています。この意味でも、キノアーキテクツが手がけた施設の受賞は大きな意義を持っています。

社会福祉法人 檸檬会の役割

檸檬会は、保育施設の運営や障がい福祉に取り組む法人であり、現在、12都府県で91の施設を展開しています。社会課題解決にも積極的に取り組んでおり、地域社会とのつながりを大切にした活動が高く評価されています。

結論

キノアーキテクツの受賞により、地域に寄り添ったデザインの重要性が再確認されました。これからも子どもたちにとって魅力的な環境づくりに貢献し続けることでしょう。

関連リンク

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