新刊『米中金融戦争 香港情勢と通貨覇権争いの行方』のご紹介
本書は、2023年9月25日に扶桑社新書から出版されたもので、著者は中国在住の金融アナリスト、戸田裕大氏です。彼はこれまで、日本や中国で外国為替業務に従事し、経済の動向を鋭く見抜く力を磨いてきました。新型コロナウイルスの影響下にある国際経済情勢を背景に、米中対立という新たな潮流を解き明かした内容が本書の特徴です。
著書の概要
そして本書において、戸田氏は米中間で進行中の経済戦争を中心に、香港の現状や人民元の国際化に関する情報を提供。特に、経済的な対立が国際金融市場にもたらす影響について詳述しています。
目次の紹介
1.
貿易、ITに続く米中金融戦争の開始
ここでは、軍事や貿易の問題が金融に波及し始めた背景を考察します。
2.
中国の悲願・人民元国際化
中国が目指す人民元の国際的地位向上とその課題について深掘りします。
3.
国家安全維持法と香港の役割
香港が果たす重要性と新しい法律の影響について解説。
4.
SWIFTとCIPSの覇権争い
米中両国が金融通信で競い合う様子を分析。
5.
為替市場の基礎知識
為替市場の仕組みと人民元レートの変化について触れます。
6.
米国が人民元を操作国に認定した理由
米国の狙いとその意義を考えます。
7.
香港の未来と米中金融戦争
香港の将来と金融戦争がもたらす影響を展望します。
読者へのメッセージ
本書は、ビジネスを国際的に展開している企業や、中国経済から利益を得たい投資家にとって必読の内容です。在中国の状況や米中対立の影響を知ることで、今後の展望やチャンスを把握できるはずです。また、物事が不透明な現代において、この書籍は思考の補助となるヒントが満載です。今後5年、10年と続くであろう米中対立の中で、自らの立ち位置を明確にしたい方には特におすすめです。
著者について
戸田裕大氏は若竹コンサルティングの代表として、法人向けに為替市場調査を行っており、多数の講演会にも登壇しています。執筆活動を通じて、広く金融情報を発信している彼の豊かな知識と経験が詰まった一冊です。
詳しい書籍の情報は、
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