東京都の住宅着工統計:5月着工戸数は前年比10.9%減、2か月ぶりの減少に。マンションは増加も一戸建ては減少
東京都の5月における新設住宅着工戸数は9,923戸で、前年同月比10.9%減と2か月ぶりの減少となりました。
利用関係別では、持家が1,005戸(前年同月比10.2%減)、貸家が4,910戸(前年同月比22.4%減)と減少しました。一方、分譲住宅は3,904戸(前年同月比9.2%増)と増加しました。
マンションは2,497戸(前年同月比27.4%増)と2か月連続の増加となりましたが、一戸建ては1,375戸(前年同月比13.0%減)と3か月連続の減少となりました。
地域別では、都心3区は560戸(前年同月比10.9%増)、都心10区は3,005戸(前年同月比4.7%増)と増加しましたが、区部全体では7,830戸(前年同月比7.2%減)、市部では2,075戸(前年同月比22.1%減)と減少しました。
今回の統計結果からは、東京都の住宅市場において、依然として厳しい状況が続いていることがわかります。特に、貸家や一戸建ての着工戸数が減少していることから、住宅需要の低迷が続いている可能性が考えられます。
一方で、マンションの着工戸数は増加しており、都市部におけるマンション需要は依然として高いことがうかがえます。今後、東京都の住宅市場がどのように推移していくのか、注目されます。
詳細データは東京都ホームページで公開されています。
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