株式会社エストレージ、AI顔認証を活用した打刻システム導入の快進撃

株式会社エストレージが導入したAI顔認証打刻システム

オーダーメイド家具を手掛ける株式会社エストレージは、生産工場においてサイバーリンクのAI顔認証エンジン「FaceMe®」を搭載したジョブカン勤怠管理のiPad顔認証打刻を導入しました。この新しいシステムの導入によって、従来のICカード管理に代わり、格段に効率的かつ便利な勤怠管理が実現されました。

業務の効率化が求められる背景

エストレージは、収納問題を解決するオーダーメイド家具の設計から製造、設置、サービスまでを一貫して行っています。これに伴い、製造工場では従来、ICカードを用いた勤怠管理が行われていました。

しかし、ICカードの管理には以下のような課題が存在しました：

- 打刻用のICカードの準備と登録作業が煩雑で、特に新入社員時に手間がかかる。
- 工場以外の拠点で働く従業員には交通系ICカードの利用ができるが、工場特有の事情により、全員が車通勤をしており、カード管理の負担が大きい。
- カードホルダーを使用してカードを管理するが、他人のカードで誤って打刻する事例も発生していた。

これらの問題を解決するために、エストレージはジョブカン勤怠管理のiPad顔認証打刻を導入する決定を下しました。

導入後の効果

1. ICカード管理の手間が軽減

新しいシステムの導入により、ICカードの準備や管理の手間が大幅に削減されました。特に、新入社員が入社した際に総務担当者が工場に赴いたり、カードを郵送する手間が不要となり、業務はスムーズに進むようになりました。

2. 誤打刻の防止

顔認証技術の採用によって、社員本人だけが打刻できる環境が構築され、他人のカードで誤って打刻するリスクが完全に排除されました。これにより、トラブルが激減し、業務の効率が向上しました。

3. 従業員の利便性向上

顔認証打刻は高精度であり、マスクを着用していても認識可能です。この利便性は、特に現代の状況において、従業員の心の負担を減少させる効果がありました。

エストレージの担当者は、新しいシステムの導入に対して以下のようにコメントしています。

「以前は新入社員が入社する際、総務が工場に訪れたり、カードを郵送する必要がありましたが、iPadでの打刻に変わったことで、工場のスタッフ自身による管理が可能になり、業務がとても楽になりました。また、誤打刻も解消され、マスクを着用していても安心して使用できる点が大変重宝しています。」

導入したAI顔認証エンジンについて

サイバーリンクが提供するAI顔認証エンジン「FaceMe®」は、深層学習技術を用いており、多様なデバイスで高精度の認証が可能です。この技術は、産業用PCやタブレット、スマートフォンなど、幅広いプラットフォームでの運用に対応しており、様々な環境においてその効力を発揮します。

勤怠管理システム『ジョブカン』の特徴

「ジョブカン勤怠管理」は、勤怠業務に必要な機能が全て搭載されたクラウド型のシステムです。多様な勤務形態や雇用形態に合わせた設定が可能で、企業のニーズに応じた利用が推奨されます。

このように、株式会社エストレージは最新のAI顔認証技術を活用した勤怠管理を導入し、業務運営の効率化に向けた一歩を踏み出しました。オーダーメイド家具業界における新たなスタンダードが築かれることに期待が寄せられています。