横浜とムンバイ、姉妹都市提携60周年を迎える
2023年、横浜市とインドのムンバイ市は、姉妹都市提携60周年を迎えました。この特別な年を契機に、両都市は「GREEN×EXPO 2027」の成功に向けた新たな取り組みを開始しました。横浜市国際局、全日本空輸(ANA)ムンバイ支店、ANAあきんど(株)東京支店が連携協定を締結し、今後の国際観光振興と深い交流を目指すことが発表されました。
協定の概要
この協定の正式名称は「横浜・ムンバイ姉妹都市提携60周年を契機とするGREEN×EXPO 2027を見据えた横浜とムンバイの交流促進を目的とした連携に関する協定」です。主な目的として、次のような点が挙げられています。
1.
姉妹都市交流の深化
両都市が持つ知的、人的、物的資源を有効活用し、経済や文化、観光分野での交流を一層促進すること。
2.
国際観光振興とブランド価値の向上
2027年の国際園芸博覧会を見据え、観光分野での連携を強化し、両市の知名度とブランド価値の向上を図ること。
この協定は2023年11月21日に締結され、2029年12月31日までの期限で有効です。これにより、両都市は経済や観光、文化など多岐にわたる分野での連携を強化していきます。
主な取り組み
協定に基づく具体的な取り組みとしては、以下の内容が含まれています。
幅広い分野での交流を促進するため、共同でのプログラムやイベントを企画・実施し、姉妹都市としての関係を一層強化します。
ANAグループの国際ネットワークを活用し、ムンバイ市民をターゲットとした横浜の観光やビジネスの魅力を効果的に伝えます。
2027年の国際園芸博覧会に合わせ、イラウリを中心にインドから横浜への訪問観光の需要を創出するため、旅行会社との共同プロモーションを行います。
GREEN×EXPO 2027の概要
全国的にも注目を集める「GREEN×EXPO 2027」は、2027年の3月19日から9月26日まで、横浜市で開催される国際園芸博覧会です。このテーマは、「幸せを創る明日の風景―Scenery of the Future for Happiness」とされ、来場者数は1,000万人を見込んでいます。
この博覧会は、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会によって主催され、大規模なイベントとしての成功が期待されています。横浜が国際的な舞台でさらなる交流を深め、観光地としての魅力を発信する重要な機会となるでしょう。
まとめ
横浜とムンバイの姉妹都市提携60周年の記念として締結されたこの連携協定は、両都市の経済や文化、観光を活発化させる大きな一歩です。2027年の国際園芸博覧会に向けた期待を胸に、今後の取り組みが実を結ぶことに期待が寄せられています。