SaaS開発支援プラットフォーム「SaaSus Platform」が新機能「行動履歴ログ機能」「シングルテナント管理機能」を提供開始

「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」を理念に掲げる株式会社アンチパターンは、SaaS開発/運用を支援する運用管理プラットフォーム「SaaSus Platform」に新機能として「行動履歴ログ機能」と「シングルテナント管理機能」の提供を開始しました。これらの機能により、SaaS事業者は、自社開発における専門知識を持つ人材確保の負担を軽減し、コア機能開発に集中できる環境が実現します。

近年、デジタル化が加速する中で、企業におけるDX推進にはSaaSの活用が不可欠となっています。SaaS開発には、顧客に直接価値を提供する「アプリケーションプレーン」と、SaaS自体の運用管理を行う「コントロールプレーン」の2つの側面が存在します。コントロールプレーンは、顧客への価値提供に直接関わるものではありませんが、SaaSの継続的な運用には欠かせない機能です。

株式会社アンチパターンが実施した調査によると、SaaS開発現場では、コントロールプレーンに関する理解不足により、エンジニアがコア機能開発に集中できないという課題が浮き彫りになりました。コントロールプレーンへの理解度が高い企業は、コア機能開発に専念できている割合が高く、コントロールプレーンの重要性が示されています。

「行動履歴ログ機能」は、SaaS利用者の行動履歴を記録・分析することで、ユーザーの行動に基づいた開発の優先順位付けやカスタマーサポートの効率化を支援します。一方、「シングルテナント管理機能」は、パッケージソフトのSaaSシフトをスムーズに行うための機能です。シングルテナントアーキテクチャは、データ漏洩のリスクを低減する一方で、サーバーやデータベースの管理コストがかかります。この機能は、SaaSus Platformでテナント作成時に自動的にサーバーやデータベースをAWS環境に用意することで、管理・運用コスト削減を実現します。

株式会社アンチパターンは、今後もコントロールプレーンの機能拡充を進め、SaaS事業者の開発現場の生産性向上と事業発展に貢献していくことを目指しています。