レーシングカー技術展
2025-05-19 10:43:52

日本のレーシングカー産業を未来へ導く風洞モデルの展示

日本のレーシングカー産業が、今大きな転換期を迎えています。特定非営利法人日本自動車レース工業会(JMIA)は、それを象徴する「NEXT-FORMULA-PROJECT」を立ち上げ、2025年に新たなレーシングカーの完成を目指しています。この取り組みの一環として、5月21日から3日間、パシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」にて、風洞モデルや新型ギアボックスが展示されます。

このプロジェクトは、「世界に誇れる日本のレーシングカー産業を築く」というビジョンのもと、日本のモビリティ産業の発展への貢献を目指しています。2008年に発足したJMIAは、既に多くの車両開発を手掛けており、FIA-FORMULA 4やFIA-FORMULA REGIONALなど、さまざまなカテゴリーで得た経験を活かしています。

「NEXT-FORMULA」プロジェクトの特徴は、サステナブルなレース支援に向けた適正コストの実現と、安定した部品供給の確保です。これにより、高い運動性能を維持しつつ、最新の安全基準を満たしたレースカーの開発が可能となります。その一環として、エンターテイメント性をさらに高めるための最新の空力デザインが採用されており、コンパクトなデザインの中でも十分なコクピットサイズが確保されています。

さらに、最新の環境志向型材料や製法が導入され、その効果が実証されています。JMIAは、モータースポーツ関連の企業が持つ開発力と潜在技術を発掘し、それを結集させることで、日本のレーシングカー技術の向上を図っています。

展示される風洞モデルは、その技術革新の一端を担っており、来場者にはその試験の様子や、採用が予定されているギアボックスも見ることができるため、この貴重な機会を逃す手はありません。日本のレーシングカー産業の未来を感じるとともに、今後の自動車技術の進展を体感できるでしょう。

具体的には、2024年に導入予定のFIA-F4 Gen.2や、2020年に発表されたFIA-FR「DOME F111/3」など、JMIAがこれまでに関わってきた車両についても資料として紹介されています。これらの情報は、特にモータースポーツファンや技術者にとって興味深いものとなるでしょう。

また、ブース内では、共同出展する協賛企業の情報も展示されており、参加者が最新の動向を直接確認する機会も提供されています。自動車業界の最新技術やトレンドを感じ取るため、一度足を運んでみる価値は大いにあります。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人 日本自動車レース工業会
住所
滋賀県米原市梅ケ原2462 ㈱童夢 内
電話番号
0749-52-5001

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