機能性構音障害と鼻咽腔閉鎖機能について
言語聴覚士(ST)や関連する専門職向けに、オンライン講座「機能性構音障害・口蓋裂の構音障害鼻咽腔閉鎖機能の理解・保護者説明・評価の実技」が、2024年12月20日(金)に開催されます。この講座では、特に鼻咽腔閉鎖機能に焦点を当て、実習を通じてその理解を深めることが目的です。
鼻咽腔閉鎖機能とは何か?
話すときには、口や鼻から音を作り出すために微妙に空気の流れを調整しています。この調整を行うのが「鼻咽腔閉鎖機能」であり、この機能が正常に働かないと「構音障害」という発音の不具合が生じることがあります。特に、口蓋裂を持つ方々や機能性構音障害の方においては、この理解がより重要です。
参加対象者
この講座は、以下のような方々に特におすすめです:
- - 機能性構音障害や口蓋裂の構音障害に携わる言語聴覚士
- - 鼻咽腔閉鎖機能についての理解を深めたい専門家
- - 鼻咽腔閉鎖機能の検査手法に自信を持ちたい方
講座の基本情報
- - 開催日時:2024年12月20日(金)20:00~21:30
- - 会場:オンライン
- - 講師:髙橋 路子(東京大学医学部附属病院・口腔顎顔面外科・矯正歯科、言語聴覚士口唇裂・口蓋裂認定師)
- - 参加費:3,300円
講座内容の概要
本講座では、鼻咽腔閉鎖機能に関する基礎知識の整理から始まり、保護者への説明方法や実際の評価手法についての実習が行われます。具体的な内容は以下の通りです:
- - 鼻咽腔閉鎖機能に関する知識整理
- - 保護者への説明技術の実習
- - 鼻息鏡を用いた実際の評価
- - 呼気鼻漏出の記録手法の実習
- - 講師への質疑応答の時間も設けています。
参加者は「実習チケット」または「聴講チケット」を選択できます。実習チケット購入者は、講師から個別にフィードバックを受けられる特典があります。
申し込み方法
参加申し込みは、Peatixにて受け付けています。詳細な注意事項を確認の上、お申し込みください。申し込みページは
こちら。
専門職向けのセミナーとは?
このオンラインセミナーは、言語聴覚士やことばの教室の先生が対象です。専門知識の提供や他の職種との連携を図ることで、発音やことばに関する問題に取り組む方々の支援を目的としています。これにより、言語に苦しむ子どもたちが健やかに育つ手助けができればと考えています。
主催団体「ことばサポートネット」
一般社団法人ことばサポートネットは、言語や発音に悩む方々に対して、言語聴覚士が支援を行う体制を整えています。個別相談や発音練習、教育機関での言語支援なども行っており、保護者や専門職を対象とした講座の開催もしております。詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。