北海道の水力発電事業と地域共創への取り組み
2024年8月30日、エア・ウォーター北海道株式会社と株式会社森とみずのちから、そして一般社団法人CoIU設立基金の三者が、北海道における水力発電事業及び地域共創事業推進のための協定を締結しました。この協定は、各社の持つ専門知識を結集し、地域の再生可能エネルギーの普及と地方創生を目的としています。
協定書締結の背景
日本では少子高齢化や人口減少が続いており、特に地方では深刻な影響が現れています。これにより、地域のインフラ維持が危ぶまれる中、持続可能な社会の実現に向けて脱炭素化が求められています。エア・ウォーター北海道は北海道の地域資源を活用し、地域産業の振興に努めています。それに対し、森とみずのちからは地方と協力して小水力発電事業を展開することで、地域に貢献する発電所の設立を目指しています。
共同事業の具体的な取り組み
エア・ウォーター北海道株式会社と森とみずのちからには、共に「地方創生・地域活性化」と「脱炭素社会の実現」という共通の理念があります。協業することで、両社は北海道の水資源を効果的に活用し、持続可能な事業の確立を目指しています。この協定により、エア・ウォーターの長年の信頼とネットワークと、森とみずのちからの小水力発電に関する技術力が結びつきます。また、一般社団法人CoIU設立基金においては、人材の育成や地域共創の観点から、三者共同で様々な提案を行うことが予定されています。
各社の役割
- - エア・ウォーター北海道株式会社: 地域や自治体との連携体制の構築を担当。
- - 株式会社森とみずのちから: 水力発電の事前調査、工事のコンサルティング等を実施。
- - 一般社団法人CoIU設立基金: 地域共創に向けた人材視点からの提案を行います。
今後の展望
この協定に基づき、今後は北海道内での小水力発電事業の検討・調査を進めていく方針です。具体的には、各地域の相手方と連携し、地域活性化に寄与する新たなプロジェクトを展開。地域のリーダーや関係者と意見交換し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを深化させていく考えです。
各社の紹介
- - エア・ウォーター北海道株式会社: 1978年に設立され、北海道で産業ガスや医療用ガス等のソリューションを提供し続けています。
- - 株式会社森とみずのちから: 2022年に設立され、水力発電事業に従事し地方の発展に貢献しています。
- - 一般社団法人CoIU設立基金: 2026年4月に新しい大学の設置を目指し、様々な分野の人や企業と連携しながら地域に根差した活動を進めています。