展覧会「遠い近さ」ー松岡一哲とやまなみ工房の宇宙
2025年10月24日(金)から11月24日(月)、東京都中央区銀座のHERALBONY GINZA Galleryで展覧会「遠い近さ」ー松岡一哲とやまなみ工房の宇宙ーが開催されます。この展示は、写真家松岡一哲が長年蓄積してきた写真作品に加え、滋賀県の福祉施設「やまなみ工房」を訪れて撮影した新作写真や、同施設に在籍するアーティストたちとの共同制作によって形成されます。参加アーティストは、吉田陸人、井野友貴、大路裕也、NANAの4名です。
作品の対話と共鳴
松岡が捉えた写真が、参加作家たちのドローイングという形で再解釈されるプロセスは、まさに創造の往復書簡ともいえます。写真と絵画の間に生まれる新たな対話は、これまでにない視点や感情をもたらすでしょう。異なる表現ジャンルで活動する彼らが互いに触発し合うことで、見る者に「見る」「つながる」「存在する」という根源的な問いを投げかけます。
限定イベントの開催
また、オープニング・レセプションも10月23日(木)18:00から20:00まで行われ、松岡一哲、吉田陸人、井野友貴による対談トークイベントも11月1日(土)14:00に企画されているため、これらのイベントを通じて深いアートの理解を得ることができます。詳細は、HERALBONYの公式SNSで確認できます。
参加アーティストの紹介
吉田 陸人
1998年生まれ。やまなみ工房に在籍し、自由な発想をベースに絵を描く才能を発揮。
井野 友貴
1996年生まれ。定めた手法で独特なスタイルの絵を描くことで個性を際立たせています。
大路 裕也
1987年生まれ。周囲を意識しつつ多様なモチーフを制作。
NANA
1996年生まれ。アニメが大好きで、多彩な創作活動に挑戦しています。
松岡一哲の思い
松岡は、出会った人々が持つ独自の言語での表現について触れ、「理解できた喜び」を語ります。彼らの異なる宇宙が重なり合い、新たな作品が生まれる過程は、アートの力を感じさせるものです。松岡はこの展覧会を通じて、遠くにありながらも近くつながり合う世界を探求します。展覧会を訪れ、アートと対話するひとときを楽しんでください。