高校生と共に心を整える!お寺体験「ゆる小僧」が始まる
北海道旭川市に位置する高野山真言宗の旭山寺は、2024年4月から高校生を対象とした新たなプログラム「ゆる小僧」を提供します。この1泊2日の体験プログラムは、仏教を通じて心を穏やかにし、日常生活から離れてリラックスする時間を提供することを目的としています。
「ゆる小僧」の背景
本プロジェクトは、ある女子高生との出会いから始まりました。高校生たちは、勉強や部活動、友人との遊びなどで忙しく、心の余裕を持つことができない学びの場にいました。調査によると、高校生の90%がストレスを感じていることが明らかになっており、彼らにとって仏教の教えが有益であると考え、本プロジェクトが立ち上げられました。
プログラム内容
対象と期間
- - 対象: 高校生全学年
- - 実施期間: 2024年4月の毎週末、限定4日間(6-7日、13-14日、20-21日、27-28日)
- - 受入人数: 1組3〜6名(1日1組限定)
- - 体験費用: 2,000円(食材費・保険込み)
体験コンテンツ
参加者は以下のような活動を体験します。
- - お寺ツアー
- - 瞑想
- - 仏器磨き・お坊さんの日常体験
- - 食事調理
- - 人生を見つめるワークショップ
- - 写仏(しょうぶつ)
申し込みは、旭山寺のInstagramアカウント(@asahiyamadera)にダイレクトメッセージで行うことができます。
高校生の声
このプログラムは、旭川西高校などの生徒たちと共に考えられました。彼らは実際の体験を通じてプログラムを共同開発し、体験した様子はInstagramでも公開されています。
主催者からのメッセージ
プログラムの発起人である副住職の渋谷智海さんは、「仏教は心を穏やかにするための教えです」と述べています。彼は、現代のストレス社会こそ仏教の教えが役立つと考えています。SNSや情報過多の時代に、心を守るためのディフェンスとしての仏教の役割について、プログラムを通じて伝えていきたいとの思いを語っています。
プロジェクトメンバーのコメント
デザイナーの安食真さんは、「高校生が興味を持つお寺の価値を再発見しました。忙しい日常の中で、心を穏やかにする方法を体験することが未来に役立つと思います」と語りました。また、旭川西高校の梶みゆきさんも、「瞑想体験を通じて得たリラックス感を、多くの友達にも伝えたい」と意欲を見せています。
宗教法人旭山寺について
旭山寺は旭川動物園から徒歩1分の場所にあり、歴史ある寺院として地域に根付いています。多くの人々が心の安らぎを求め、訪れる場所でもあります。プログラムが彼らにとってのリトリートとなることでしょう。体験を通じて、日常から離れ、心を整えることができるこの新しい試みに期待が寄せられています。
体験に興味のある方は、ぜひ旭山寺のInstagramをチェックしてみてください!