故・三浦良己作品展 -父が描きたかったもの-
2025年6月14日から18日まで、宮城県仙台市のせんだいメディアテークで開催される「故・三浦良己作品展 -父が描きたかったもの-」は、(株)開日ホールディングスが立ち上げた新プロジェクト「Artist Around U」(AAU)の一環として行われます。
この展覧会では、東北の画家・三浦良己が生前に描き溜めた油彩画の数々が展示され、特に息子の良太にも強い印象を持った作品「なまはげ」が目玉となります。
三浦良己の芸術
三浦良己(みうら よしみ)は1950年に秋田県で生まれ、幼少期から絵を描き始めました。大学を卒業した後、しばらく絵画から離れたものの、1976年に仙台に転居し、1982年から再び美術活動を続けました。彼は河北美術展など地域の様々な展覧会に出展し、活躍を続けました。
2024年にはこの世を去りましたが、彼の作品は数百点にも及び、多くの人々の心に残るものとなっています。
展覧会の目的
本作品展は、良太が父の遺した作品に向き合い、彼が描いた深いメッセージを共有する場所です。「なまはげ」のお面をかぶった人物画や、風景・草花・肖像画など、彼の多彩な作品が観客に感謝と共に届けられます。
良太は展覧会を通じて、父が描いた作品を単なる絵としてではなく、精神的な遺産として位置づけています。展覧会を訪れる人々には、作品を通じて父の思いを感じ、共有する時間を持ってもらいたいと希望しています。
デジタルアーカイブ
さらに、作品の展示風景はデジタルアーカイブとして残され、誰もがいつでもアクセスできるようにする予定です。これにより、三浦良己の芸術に対する理解を広め、彼の作品が未来に生き続ける手助けをすることが狙いです。
プロジェクト「Artist Around U」
「Artist Around U」は、故人が残したアート作品をデジタルデータとしてアーカイブし、100年先までの保管を目指す新たなサービスです。実際の作品に触れられる展覧会の開催も提案し、アーティストたちやその家族、友人たちの思い出を大切にすることを目的としています。
開催概要
- - 会期:2025年6月14日(土)~6月18日(水)
- - 時間:10:00~19:00(最終日は16:00まで)
- - 会場:せんだいメディアテーク 5階ギャラリーc
- - 主催:(株)開日ホールディングス
お問い合わせ
詳細については、(株)開日ホールディングスの広報までお問い合わせください。
この展覧会にぜひ多くの方にお越しいただき、故・三浦良己のアートを通じて彼の思いを感じ続けていただけたら幸いです。