女優岩井友見、岩井会で55周年と父を偲ぶ特別公演を開催

岩井友見、55周年記念舞踊会『岩井会』が開催される

日本の伝統の世界に深く根差した女優、岩井友見が2024年10月27日、明治座で特別な舞踊会『岩井会』を開催します。今回の公演は、まずは彼女の柳流の師匠であり、父である十代目岩井半四郎の13回忌を追善する意味も含まれています。そして、同時に岩井友見自身の芸能生活55周年の節目を祝う内容となっているのです。

公演の背景と意図

岩井友見は、夫である俳優・船戸順を3年前に亡くして以来、その悲しみを乗り越え、自ら11代目岩井半四郎を襲名しました。この襲名は、ただの名跡の継承に留まらず、彼女が受け継ぐべき約束や使命を再確認する出来事となったのです。

今回の『岩井会』では、彼女が初めて舞台を踏んだ明治座での開催予定となっています。ここは、彼女にとって特に思い入れの深い劇場であり、それが文化的な重要性を増す場になることが期待されます。

公演は、口上から始まり、伝統的な演目「廓八景」、「中将姫誓願桜」、「江戸祭」を踊り抜く予定で、この全ての演目に沿った細やかな配慮と情熱が込められています。

岩井流の魅力

岩井流は、歌舞伎400年の歴史を背景にした流派であり、日本の四季折々の美や文化を大切にした踊りを伝えてきました。岩井友見は、平成24年から宗家を継承し、次世代への伝承と新たな表現への挑戦を続けています。

「日本の心を伝える踊り」という流派の精神は、彼女の作品に色濃く表れています。公演当日には、教えを受けた歴代の流派の先人たちの精神を感じながら、舞舞台に立つことになるでしょう。

皆様へのメッセージ

岩井友見は、ファンや関係者への感謝の気持ちを常に忘れずに表しています。思い返すと、彼女の55年間は、山あり谷ありの道のりでありながら、数多くの人々との絆を結ぶ重要な時間でもありました。特に今回の公演「岩井会」は、そのすべての集大成であり、これからの歩みへの新たな一歩でもあります。

公演では、観客との心の交流を重視し、皆さんと一緒に特別な瞬間を共有することを大事にしています。この思いを胸に、彼女の尽力と情熱がどのように舞台上で表現されるのか、多くの人が楽しみにしていることでしょう。