エンタープライズITにおけるID統制セミナーの重要性
企業の成長とともに、ID管理が複雑化する現代において、特に300人以上の規模を持つ企業では、ID統制の重要性が高まっています。本セミナーでは、複数のシステムにまたがるアカウントや権限をどのように管理するかに焦点を当てます。
複雑化するID管理
従来の運用においては、入退社や異動の際のアカウント管理が単純な更新作業にとどまることが多く、AD(Active Directory)やSaaS(Software as a Service)など、さまざまなシステムにおいて異なるプロビジョニング方式が求められます。しかし、これらが混在する環境では一手に管理することが難しく、情報の遅延や残存アカウントの問題が発生しがちです。それが、現場の担当者にとって、業務の複雑化をもたらし、常に「運用の見直しが必要」との意識を生むことになります。
情報の散逸と属人化のリスク
企業におけるID統制の障壁は、情報の散逸だけでなく、その属人化にもあります。人事データやアカウント情報が各システムへ散在していると、担当者は情報を個別に照らし合わせながら、手動で調整を行う必要が出てきます。しかし、このような手作業による運用は、規模が大きくなるにつれて維持が難しく、無駄な労力が生じ、ひいてはセキュリティリスクや監査の問題へとつながる可能性が高まります。
SSoTとIGAを使用した再設計
本セミナーでは、「Single Source of Truth」(SSoT)と呼ばれるシステムを中心に、どのようにID管理を再設計すべきかについて具体的な提案を行います。SSoTを用いることで、複数の情報源から一元的にデータを管理し、イベントドリブンでID統制を反映させる方法を解説します。これにより、日常の運用から生じる手作業の負担を軽減し、迅速な対応が可能になるのです。
デモを通じた実装イメージ
また、本セミナーではYESODディレクトリサービスを使用して、どのようにアカウントや権限を自動的に誘導するかについてのデモを行います。入退社や異動といった人事イベントに伴うアカウントの状態をどのように管理すればよいかを、視覚的に理解できる内容になっています。
実務上の課題をクリアする
さらに、役割設計や権限の細分化、組織横断のプロビジョニングといった実務上の調整ポイントについても触れます。具体例を示しながら、混在環境において起こりやすい失敗を反映させ、参加者が自社の運用にどう活かせるかを考える機会を提供します。
申し込みについて
このセミナーは、300名以上の従業員を有する企業向けに設計されています。情報収集だけを目的とした申し込みは避けるようお願いし、参加者にはできる限り多くの実践的な知見を持ち帰っていただければと思います。興味のある方は、詳細情報や申し込みリンクを通じて参加を検討してください。
マジセミ株式会社
本セミナーは、株式会社イエソド主催のもと、マジセミ株式会社が協力して実施されます。今後も「参加者の役に立つ」ようなウェビナーを続けていく予定です。興味のある方はぜひ、過去のセミナー資料や他のウェビナー情報も合わせてご覧ください。