Habittoが新たな資金調達を実現
日本のフィンテックスタートアップ、Habittoが、QED InvestorsとDG Daiwa Venturesを主導とするシリーズAラウンドで18億円の資金を調達したことを発表しました。これは、特に若い世代向けの無料金融アドバイスを提供する大きな一歩となります。
今回の資金調達について
Habittoは、この新たな資金を利用して、急速に成長するユーザーベースの拡大やデジタルバンキングプラットフォームの強化を進める考えです。また、日本の顧客ニーズにマッチした高度な金融ツールやサービスの開発にも活用される予定です。業界では注目されるスタートアップとして、特にQED Investorsにとっては日本市場への初の投資となります。
サム・ギオッティのコメント
共同創業者兼CEOのサマンサ・ギオッティ(Samantha Ghiotti)は、今回の資金調達はHabittoにとって重要なマイルストーンであり、「QEDのようなグローバルな投資家と、DGDVの地域に根ざした知見を持つパートナーに支えられ、非常に幸運だ」と述べています。そして、「日本市場へのフィンテックの関心が高まっていることを強く実感している」と語りました。
Habittoのミッションとビジョン
Habittoは「End Financial Anxiety | お金の不安をなくす」という目的を掲げています。貯蓄、投資、保険などを一体的にサポートする「アドバイスするデジタルバンク」として、国内最高水準の預金金利やデビット・キャッシュバック、個別の無料アドバイスを提供しています。
特に、すでに42,000人以上のユーザーがアプリを通じて利用しており、これを基にしたマネーストラテジーの創出が進められています。
これまでの歩みと将来の展望
Habittoは、すでに2021年にSaison Capital主導で5億円を調達し、さらに2023年には5.8億円のプレシリーズA資金調達を行っています。今回の18億円を加えた合計は28.8億円に達成し、資金調達面でも大きな成長を遂げています。共同創業者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリアム・マカンス(Liam McCance)は、これを受け、「Habittoは多くの日本人の経済的不安に取り組み続ける」と強調しています。
投資家の反応
QED Investorsのアジア統括責任者、サンディープ・パティル(Sandeep Patil)は「日本市場はイノベーションの準備が整っている」とし、Habittoの提供するサービスに対する期待感を示しました。一方、DG Daiwa Venturesの渡辺大和氏も、「シリーズA段階でのグローバルトップVCの関与は、Habittoの成長に寄与する」とコメントしています。
未来への期待
Habittoは現在、フィンテックの成長だけでなく、日本市場におけるスタートアップエコシステム全体に良い流れを生み出すことを目指しています。未開拓な市場においてHabittoが果たす役割に、業界内外から注目が集まることでしょう。今後のさらなる成長が期待されます。
Habittoの紹介
Habittoは、2021年の設立以来、若い世代を中心に金融サービスを提供してきました。ダイナミックなエコシステムの中で、彼らの金融に対する意識を高め、より安定した未来に向かっていると言えます。今回の資金調達を契機に、韓国の先進的なフィンテック企業としての地位を確立し、さらなる進展に期待が高まります。