簡単に手に入るプロフェッショナルな映像制作
映像制作の現場において、クオリティと使いやすさを両立したカメラは、今や不可欠な存在です。その中で、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社が新たに発表した業務用カメラレコーダー「AG-CX370」は、期待以上のパフォーマンスを提供します。2025年度の第一四半期に発売予定で、プロの映像制作に新たな風を吹き込みます。
AG-CX370の主な特長
AG-CX370は、その前モデルであるAG-CX350の高い評価を受け継ぎつつ、新たな機能を追加。まず注目すべきは、12G-SDI出力の対応です。これにより、最新の4K機器に高品質な非圧縮映像を送信できるようになります。さらに、HDMIとの4K同時出力も可能となり、柔軟なシステム構築が実現します。
また、GENLOCK入力端子を新設することで、複数のカメラを使用したシステムにおいても、「放送用」に適した同期が取れるようになっています。これにより、ライブ配信や多カメラの収録時にも安心して利用できるでしょう。
特に重要なのは、オーディオの入力機能です。AG-CX370は最大4系統のオーディオを同時に収録でき、XLR入力に加え、ステレオミニジャックの入力も可能となっています。この機能により、外付けマイクを使用した収録が一層便利に、そして高品質に行えます。さらに、ボリュームの調整も4チャンネル独立でできるため、必要な音質を確保しやすいのが特長です。
NDIと縦型動画機能
近年の映像制作に欠かせないは、IP接続技術です。この点においてもAG-CX370は優れた機能を誇っており、NDI® HX2に対応。これにより、スイッチャーやデコーダーと連携し、優れた映像制作環境を整えることができます。高効率での伝送が可能になるのは、制作現場にとって大きな利点です。また、NDIモード使用時には、ストリーミング配信や録画ができない制約がありますので、その点は注意が必要です。
さらに新機能として、縦型動画撮影に対応している点も見逃せません。縦型動画フラグ機能を利用することで、ビデオ編集ソフトウェアで手軽に縦型動画として扱うことが可能になります。この機能は、SNSでの動画配信が一般的になった今、特に需要の高いものと言えるでしょう。
NAB SHOW 2025での展示
AG-CX370は、2025年4月6日から9日にかけて、米国ラスベガスで開催される「NAB SHOW 2025」にて実際の製品が展示される予定です。このイベントは映像・音響業界において重要な展示会の1つであり、多くのプロフェッショナルが集まる場となります。新しいテクノロジーと機能を体験できる貴重な機会ですので、ぜひ訪れて、その目でAG-CX370の実力を確かめてみてはいかがでしょうか。
まとめ
パナソニックのAG-CX370は、業務用カメラレコーダーとして新しい可能性を提案します。先進的な機能と相まって、プロの映像制作現場における新たなスタンダードを打ち立てることでしょう。映像制作に興味がある方、プロの方々には必見の製品です。詳細な情報は、パナソニックのウェブサイトで確認が可能です。