ジョイセフLoungeでの交流会
2025年4月23日、公益財団法人ジョイセフが「ジョイセフLounge 活動報告&交流会」を開催し、ガーナの現状や支援活動について報告を行いました。このイベントは、創立57周年を迎えたジョイセフにとって、特別な意味を持つものでした。
ガーナ視察の報告
2025年3月22日から31日、ジョイセフの関係者は西アフリカ・アッパー・マニャ・クロボ郡を訪問しました。参加者には、ボンイマージュの馬淵哲矢氏、産婦人科医の宋美玄氏、株式会社MIYOSHIの河合勇一氏、笠原誠氏の4名が含まれており、現地の保健施設や学校、地域コミュニティを視察しました。現地の若者たちとの交流を通じて、医療や教育におけるさまざまな課題を理解することができました。
特に深刻なのは、若年妊娠や性教育の不足、そして貧困が引き起こす性的搾取の問題です。これらの問題は、包括的な支援が求められることを強調しました。また、現地では若者たちが主体となって課題を発信する啓発イベントも開催され、彼らの姿が印象的だったと報告されています。
ホワイトリボンムーブメント2025の成果発表
続いて、ホワイトリボンムーブメントの統括である森田氏は、全女性の健康と権利を守る活動について報告しました。彼女の発表によると、10周年を迎えたホワイトリボンランでは、前年を上回る参加者数と寄付金が集まり、スポーツブランドとの連携も進んでいます。
国際女性デーに合わせたパネルディスカッションや各種イベントを通じて、さらなる支援が期待されます。今後は国内での支援活動にも力を入れる方針です。
ファッション業界との連携
ジョイセフはファッション業界とも積極的に連携し、株式会社シンゾーンが展開する環境配慮型ブランド「takes.」とコラボレーションを行っています。竹を使用した素材で製造されたホワイトリボン・チャリティTシャツの販売を開始し、商品の1枚につき5000円がジョイセフに寄付されます。これにより、ファッションを通じた女性の健康支援が推進されています。
参加者の声
イベントに参加した企業代表たちも、ジョイセフの活動に期待を寄せました。株式会社TENGAの真仲氏は、「同じ思いを持つ企業と交流することができ、大変刺激を受けました」と述べました。また、伊藤忠ファッションシステム株式会社の亀山氏も、「ジョイセフの取り組みを知ることができ、有意義だった」と感想を述べました。
まとめ
本イベントは、現場の声を共有し、支援活動と社会を結ぶ貴重な機会となりました。参加者同士の交流を通じて、新たなプロジェクトが生まれる可能性も広がっています。ジョイセフは、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)を推進し、多様なパートナーとの連携を強化しながら活動を続けることで、全ての人が尊厳ある人生を享受できる社会の実現を目指します。
詳しいレポートはジョイセフのウェブサイトでも確認できます。
ファッションの力で女性をエンパワーメント!
ジョイセフチャリティショップでは、竹100%の天然素材で作られたホワイトリボンチャリティTシャツを販売中です。環境に優しく、洗練されたデザインのTシャツは、ユニセックス展開の2サイズ、3色から選べます。このアイテムを通じて、女性の健康支援に貢献しましょう。詳しくは、ジョイセフチャリティショップをご覧ください。
ジョイセフについて
ジョイセフは、自分の生き方を選べる世界を目指し、基本的人権であるSRHRを推進する国際協力NGOです。アフリカやアジアの低中所得地域での支援活動は、すでに半世紀を超える実績があります。妊娠や出産に関連する課題から、性感染症の予防、教育、アドボカシー活動に至るまで、多岐にわたる支援を行っています。これからも、全ての人々にとってより良い未来を築くために取り組んでいきます。