AGESTが日本初のセキュリティ企業ファンドに参画
株式会社AGESTは東京都文京区に本社を構える先端テクノロジー企業で、
このたび、2024年4月1日に設立される「日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合」に
Limited Partner(L.P.)として参画することを発表しました。このファンドは、日本初となる
セキュリティ企業が出資し、他のセキュリティ企業に投資を行う特化型ファンドです。
ファンド設立の背景
サイバー攻撃が年々増加し、その影響が広がる中、AGESTはサイバーセキュリティサービスの提供に
注力してきました。特に、EDR (Endpoint Detection and Response) やMDR (Managed Detection and Response) という
先進的なセキュリティサービスが好評です。監視対象は71万台を超え、サイバー攻撃の動向に寄り添いながら
顧客の安全を守っています。
また、AGESTはシステムやソフトウェア、ハードウェアに対する脆弱性診断やペネトレーションテスト、
IoT機器の調査を行い、高度なセキュリティ品質の確保を目指しています。今後もサイバー攻撃への
対策が不可欠であるため、このファンドへの参画を決意しました。
業界の結束と活動内容
記者発表において、AGESTを含む13社と発起企業である兼松株式会社、兼松エレクトロニクス株式会社、
グローバルセキュリティエキスパート株式会社、ウエルインベストメント株式会社の計16社の
経営者が一堂に会しました。この場で、社会課題の解決及びセキュリティ業界活性化への思いを
共有し、今後の展開について意見を交わしました。
ファンド活動では、参加企業の経営トップが定期的に集まり情報交換を行い、共に成長するための
施策を進めていく予定です。また、アドバイザリーボードを設置し、投資先の選定や
投資後の支援体制を整えていく計画です。
日本サイバーセキュリティファンドの意義
このファンドは、日本全国で発生するサイバー攻撃に対抗し、セキュリティ業界が一丸となって
取り組むことを目的としています。企業を守るためのリソースや人材の不足が問題視されていますが、
AGESTを中心に志を同じくする企業が協力し、業界の育成と市場拡大を図ります。強固な連携をもとに、
セキュリティ市場の成長がもたらす恩恵を社会全体に広げていくことが期待されています。
結論
AGESTはこれからも、ソフトウェアテストやセキュリティサービスを通じて顧客のいたるところに
貢献し、高度なデジタル社会の実現を目指していきます。時代と共に変化するセキュリティの
ニーズに応じて、さらなるサービスの充実を図りながら、業界全体の強化を志向していく姿勢を打ち出しています。
この新しいファンドの活動が、日本のサイバーセキュリティ業界に良い影響を与え、すべての
企業が安心してデジタル社会で活動できる環境を提供できることを願っています。