オンライン相続受付WEB
2025-07-17 10:24:02

TOPPANエッジが提供するオンライン相続受付WEBの新たな試みとは?

TOPPANエッジがもたらす新たな相続手続きの形



TOPPANエッジ株式会社が、このたび新しいSaaS型サービス「オンライン相続受付WEB」を銀行や証券会社、信用金庫向けに提供開始しました。これは、相続手続きの申請から完了までを完全にオンラインで行える画期的なサービスです。

サービスの背景と必要性


近年、日本は急速に進行する少子高齢化に直面しており、死亡者数も1980年代から増加し続けています。2023年には約157万人が亡くなると予測されており、2025年には団塊の世代が全員75歳以上になるため、相続関連業務の需要が急増することが見込まれています。しかし、銀行や金融機関では専門性が求められる相続業務の担当者が不足しており、業務負担が大きくのしかかっています。

このような背景から、TOPPANエッジはオンラインで手続きが完結する「オンライン相続受付WEB」を開発しました。利用者は、スマートフォンやPCから手続きを行えるため、手続きの負担を大幅に軽減することが期待されます。

サービスの主な特長


「オンライン相続受付WEB」にはさまざまな利点があります。まず、国内初の試みとして、相続手続きをSaaS型サービスで提供する点が挙げられます。従来、相続の簡易手続きは平均50分ほどかかるところを、このサービスを使うことで約20分に短縮できるのです。また、PCやスマートフォンから随時、被相続人の情報を登録したり、書類をアップロードしたりすることが可能になるため、窓口への訪問が不要となり、各種手続きもスムーズに行うことができます。

さらに、オンライン環境で行うこことから、書類に不備が見つかった際の連絡や再提出などの手間もありません。これにより、金融機関側も業務の効率化が図れ、負担を軽減することができます。

グリーフケアへの配慮


特筆すべきは、サービスがグリーフケアを意識してデザインされている点です。一般社団法人日本グリーフケア協会の監修のもと、手続き画面にはお悔やみの言葉が掲載され、申請者の精神的な負担を軽減する工夫がなされています。直接的な表現は避け、短く簡潔な質問にまとめられた入力フォームが用意されているため、精神的に不安定な状態であっても扱いやすい設計となっています。

トータルでの支援が可能


TOPPANエッジは、「オンライン相続受付WEB」だけでなく、相続業務全体を包括的に支援します。例えば、戸籍の解読を含む相続人特定作業を効率化する「相続相関図作成支援サービス」も併せて提供し、金融機関の業務をより円滑に進められます。

今後の展望


今後、TOPPANエッジはこのサービスを主に銀行や証券会社向けに展開し、2028年までに約17億円の売上を目指すとしています。また、相続業務の各プロセスをデジタルトランスフォーメーション(DX)とビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)でサポートする「Hybrid-BPO®」サービス群も拡充する予定です。

過去の相続業務の負担を軽減し、利用者に優しい環境を提供するTOPPANエッジの取り組みは、今後どのように発展していくのか、大いに注目されます。


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会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

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