日本のWebtoon文化を創造する共同プロジェクト
本日、Webtoon専門スタジオである『LOCKER ROOM』と、イラスト投稿サイトpixivを運営するピクシブが、新たなWebtoon作品の共同制作に取り組むプロジェクトを始動しました。このプロジェクトの名称は「THE NEXT WEBTOON PROJECT Vol. 1」で、国内外で注目を集めている縦スクロール形式のフルカラー漫画を中心に複数の作品を企画・制作していきます。
Webtoonとは?
Webtoonは、スマートフォンでの表示に最適化された漫画で、特に縦スクロール形式とフルカラーのスタイルが特徴です。近年、この形式のマンガが増え、北米やアジア地域でもその人気が急速に高まっています。
プロジェクトの背景
日本のマンガ市場には多くのWebtoon作品が存在していますが、そのほとんどが海外のクリエイターによるもので、日本からの大ヒット作品はまだ誕生していません。LOCKER ROOMとピクシブは、日本独自のマンガ・イラスト文化を活かし、オリジナルのWebtoon作品を創出することを目指します。
この共同企画では、日本のクリエイターに対しWebtoon制作に関するノウハウや知見を広め、日本独自のWebtoon文化の発展に寄与することが目的です。人口が考慮される中で、クリエイターの選択肢を増やし、彼らの創作環境を整える姿勢が感じられます。
クリエイター募集の詳細
このプロジェクトでは、日本発のWebtoonヒット作品を生み出すために、制作に携わってくれるクリエイターを募集しています。募集部門は線画、着彩、仕上げなど多岐にわたり、未経験の方でも応募が可能です。応募者には、制作費の支払いや印税といった金銭的なインセンティブも用意されています。
詳しい募集情報については、LOCKER ROOMのリクルートページにてご確認ください。興味のある方はぜひご覧ください。詳細リンクは
こちら。
ピクシブの意気込み
このプロジェクトに関して、ピクシブ株式会社のIPクリエイション事業部の事業部長である石井真太朗氏は、「さまざまな表現が気軽に楽しめる環境を目指して日々努力している。Webtoonという新たな表現方法を支え、文化の継続を図りたい」とコメントしています。さらには、関わるクリエイターへの還元についても強調され、文化交流の維持が重要視されています。
LOCKER ROOMの展望
株式会社LOCKER ROOMの代表取締役、朝岡優太氏は「日本発のヒットWebtoon作品を生み出すためには素晴らしいクリエイターの力が不可欠」と語り、pixivと共同で新たなコンテンツを生み出すことが楽しみだと述べています。これは日本のクリエイターにとって、大きなチャンスとなることでしょう。
まとめ
LOCKER ROOMとピクシブによるこのプロジェクトは、日本の漫画文化を次のワールドスタンダードに押し上げる重要な一歩となる可能性を秘めています。未経験のクリエイターにとっても参加しやすい環境が整っているため、新たな才能がこのプロジェクトを通じて花開くことを期待しています。日本独自のWebtoon文化が、未来に向けてどのように発展していくのか、今後の展開が楽しみです。