日吉、PFAS分析値下げ
2024-08-22 10:34:50

株式会社日吉、PFAS問題に対応する最新装置導入と価格改定の実施

近年、国内外でトピックとなっているPFAS(ペルフルオロアルキル化合物)の問題。これに対して、滋賀県の株式会社日吉が最新の分析装置を導入し、価格改定を行うことを発表しました。特に、PFASは水質汚染において深刻な影響を及ぼしており、その検出は急務とされています。実際、環境省の調査によると、日本国内で2,735地点を調査した結果、250地点で指針値を超えるPFASが検出されており、これが健康リスクに繋がる可能性があるとされています。

これらの背景を受け、日吉は7月に最新の液体クロマトグラフィータンデム質量分析装置(LC-MS/MS)を導入し、現在は合計3台の装置を使ってPFASなどの分析を行っています。この新しい装置は、従来のシステムよりも高精度であり、マトリクスが多い試料に対しても高感度に測定することが可能です。加えて、日吉は環境省の精度管理にも参加し、安全な分析を提供していることを強調しています。

さらに、日吉は2024年8月22日から、一部の分析価格を見直し、明確な値下げを実施することを発表しました。具体的には、水道水や製造用水のPFOS/PFOA分析が49,500円(税込)から44,000円(税込)に、また環境水に関しても同様の価格改定が行われます。食品に関しても、分析価格を見直し、より多くの顧客が手軽にサービスを利用できるようにしています。

PFASは非常に安定した物質であるため、河川や地下水への蓄積が懸念されており、国内でも様々な場所でPFAS汚染の事例が報告されています。沖縄県の普天間基地周辺や神奈川県の米軍基地周辺、そして埼玉県の狭山市では、すでにPFOS汚染が確認されています。環境省が水質検査を強化する中で、日吉のような企業は社会的に重要な役割を果たしています。

また、日吉はISO17025の認定も受けており、水道水や食品中の残留農薬分析を行うための試験所として信頼性の高いサービスを提供しています。これにより、顧客は安心して同社の分析サービスを利用することが可能です。

日吉の最新装置によって、今まで以上に迅速で正確なPFAS分析が実現されることが期待されています。ご注文は、同社のECサイト「日吉オンライン検査Web」から簡単に行うことができるので、より多くの方々にこのサービスが利用されることが望まれます。

【会社情報】
商号:株式会社日吉
所在地:滋賀県近江八幡市北之庄町908番地
設立:1958年
URL:https://www.hiyoshi-es.co.jp/


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会社情報

会社名
株式会社日吉
住所
滋賀県近江八幡市北之庄町908番地
電話番号
0748-32-5111

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