国内初のMBSR講師養成プログラム
マインドフルネスストレス低減法(MBSR)は、現代社会におけるストレスの緩和に寄与するプログラムとして注目されています。2021年度から、国内初のMBSR講師養成プログラムがスタートすることが発表されました。このプログラムは、参加者がマインドフルネスを深く理解し、自ら指導できるようになることを目的としています。
MBSRとは?
MBSRは、アメリカの研究者ジョン・カバット・ジンが開発したもので、心身の健康を促進するための実証された方法です。多くの研究機関によって効果が証明されており、ストレスの低減や慢性的な痛みの緩和、免疫力の向上を実現することが期待されています。プログラムは、参加者が約8週間にわたり、週に2.5時間のセッションを受けるという形式をとっています。これにより、瞑想やボディワークを通じて心を整える練習を行い、認知のトレーニングが行われます。
プログラムの特徴
2021年度のMBSR講師養成プログラムは、以下の特長を持っています。
1. 実践的な指導法
参加者は、MBSRの教えを実践的に学び、指導者として必要なスキルを習得することができます。このプログラムは、ドイツのInstitute for Mindfulness-Based Approaches(IMA)との提携により、国内外で活躍する講師から直接指導を受けることができます。修了後には、MBSRの正式な指導者資格が授与されます。
2. 日本語での受講
プログラムは主に東京で行われる集合研修とオンラインクラスを組み合わせて実施されます。海外の講師から英語で学びつつ、通訳を通じて日本語での受講が可能です。これにより、幅広い分野からの参加者が共に学び合うコミュニティを形成しやすくなります。
受講対象者と参加のメリット
受講対象者は医師、心理士、大学教員、企業関係者など、さまざまな専門家です。同じメンバーと共に1年半をかけて学ぶことにより、マインドフルネスに関する深い理解を得られると同時に、ネットワークの構築にもつながります。受講中は、日本人スタッフがサポートし、エビデンスに基づいたマインドフルネスについての知識を提供します。
インターナショナルマインドフルネスセンターとは
MBSR講師養成プログラムを運営するインターナショナルマインドフルネスセンターは、科学的エビデンスに基づくマインドフルネスの普及を目的に設立されました。代表の井上清子先生は、MBCT認定ティーチャーであり、国内外での実績があります。詳細は公式サイトから確認できます。
まとめ
MBSR講師養成プログラムは、日本国内におけるマインドフルネス指導の新たな一歩です。この機会に、ストレス軽減の技術を身につけ、自らの経験を生かして他者の心の健康をサポートする道を歩んでみてはいかがでしょうか。
詳しい情報や申し込み方法については、こちらのURLをご覧ください:
MBSR講師養成コース詳細