埼玉・久喜市に新たな物流拠点「DVC久喜物流センター」が始動

埼玉県久喜市の新物流拠点「DVC久喜物流センター」始動

埼玉県久喜市にて、1955年から続く八木建設株式会社が新たな物流拠点、DVC久喜物流センターの建設を開始しました。このプロジェクトは、地域の物流需要の増加に応えるべく、最新の効率的な運営がなされる計画です。

プロジェクトの背景

現在、EC市場の急成長や即配サービスの普及により、大規模な倉庫だけでは物流ニーズに応えきれない状況が続いています。このため、地価が抑えられる埼玉県北部や群馬・栃木南部では、小～中規模の倉庫が求められています。今回のDVC久喜物流センターも、そうしたニーズに併せて設計されています。

物流センターの詳細

DVC久喜物流センターは、以下のような特徴があります：

- 所在地：埼玉県久喜市高柳字溜井2927番地1 他10筆
- 敷地面積：5,846.82㎡
- 建築面積：3,900㎡
- 延床面積：7,090㎡
- 構造：倉庫棟は鉄骨造2階建、事務所棟は木造2階建
- 主要用途：賃貸用倉庫
- 工期：2025年8月着工、2026年9月竣工予定

このセンターは、トラックブースを二つ配置し、各社が専用利用できる構造。さらに、エレベーターを備えているため荷物の搬入出もスムーズです。ドライバーが快適に待機できる環境も整備されており、最大限の利便性を追求しています。

施工過程の工夫

着工に至るまで、当初の設計計画と施主の想定予算の調整が行われました。八木建設は設計段階から見直しを行い、面積を維持したまま効率的な構造を採用。協力会社との連携を強化しコストを最適化していった結果、スムーズに工事の着手が可能となりました。

地鎮祭と決起集会

2025年8月19日、地鎮祭と決起集会が行われ、関係者が一堂に会しました。八木建設株式会社の社長、八木雅之氏は「工事に携わる人が安全に気持ちよく働ける現場をつくることが地域に誇れる建築物の完成につながります」と語り、地域の信頼に応える姿勢を強調しました。

このプロジェクトを通じて、八木建設は群馬・栃木南部の物流エリアへの影響を促進し、地域全体の活性化を図ります。

今後の展望

DVC久喜物流センターの建設を契機に、同社は地域内の物流ニーズに応えるだけでなく、環境に配慮した持続可能な設計や省エネルギーへの取り組みを強化する意向です。これにより、地域の物流網をより一層強化し、未来の物流インフラの形成に貢献していく予定です。

八木建設の公式サイトでは、今後の進捗や施工事例についての情報も随時更新される予定です。地域社会とのつながりを大切にし、地域に密着した建設業を推進していく八木建設の今後に注目が集まります。