ビー・インフォマティカがマレーシアでデジタル融資サービスを始動

ビー・インフォマティカ社がデジタル融資を正式にスタート

ビー・インフォマティカ株式会社は、2025年3月にマレーシアのデジタル貸金業ライセンスを獲得しました。これに伴い、自社開発のデジタル融資プラットフォームを公式にローンチしました。企業の成長を支援するために、テクノロジーとデータを駆使したファイナンスソリューションを展開します。

ライセンス取得の意義

ビー・インフォマティカは「すべてのスモールビジネスが必要なファイナンスにアクセスできる世界を作る」というビジョンを掲げており、今回のライセンス取得はその一環として位置づけられています。このライセンスの獲得によって、100%デジタルプロセスに基づいた金融サービスを提供できるようになります。これにより、安全性や透明性、効率性を向上させ、より多くの中小企業に対して金融支援が行えるようになります。

特に、マレーシアのデジタル貸金業ライセンスは希少性があり、2020年から導入されて以来、わずか20社程度しか取得していない非常に貴重なライセンスです。このライセンスにより、ビー・インフォマティカはマレーシア全土での事業展開が可能となり、手続きのすべてをデジタル化することで利便性を大幅に向上させました。

新しいデジタル融資プラットフォームの特徴

ビー・インフォマティカの新しいデジタル融資プラットフォームには、以下の特徴があります：

- AI活用：OCRを用いた定量データの分析処理で、融資申請の時間を短縮します。
- フルデジタル処理：申請、審査、契約から資金実行まで、すべてのプロセスをデジタルで完結します。
- データドリブン審査：リアルタイムで取得した財務データをもとに、公平で迅速な審査を実現。
- 適正評価：定性データを用いて返済能力のある事業者を選別し、中小企業に特化したロジックで評価が行われます。
- 即日融資：最短2から3時間で資金提供が可能。在宅での審査も実施されます。
- API連携：他サービスとの連携により、申請手続きの効率が大幅にアップします。

今後の展望

ビー・インフォマティカ株式会社は、代表取締役の稲田史子氏の指導のもと、今後スモールビジネスへのサービス提供を加速するとともに、夏には定性AIを活用した与信エンジンの導入を予定しています。また、2025年夏にプレシリーズAラウンドでの資金調達も計画しており、さらなるプロダクトの強化とパートナーシップの構築を進める意向です。

これらの取り組みにより、中小企業が成長を続けられるためのインフラを整備し、柔軟かつ迅速な融資が実現できるよう努力していくとしています。ビー・インフォマティカの今後の活躍から目が離せません。