アンテナショップ人気ランキング2025
最新の「第8回アンテナショップ利用実態調査2025」の結果が発表されました。調査を実施したのは株式会社ブランド総合研究所で、東京都内にある34店舗のアンテナショップの利用実態を探るものでした。
調査の概要
調査は2024年10月から11月の間に行われ、首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)から20,000人の男女が参加しました。その結果、今年のアンテナショップランキングは以下のようになりました。
1.
北海道どさんこプラザ(有楽町) - 来店率 9.50%
2.
沖縄・銀座わしたショップ本店(有楽町) - 来店率 3.52%
3.
宮城ふるさとプラザ(池袋) - 来店率 3.20%
特に注目されるのは3位の宮城ふるさとプラザ。2024年12月に池袋の店舗が閉店したばかりでありながら、調査時点ではまだ営業を続けてました。来年2025年には運営体制を変え、新たに日本橋茅場町で期間限定オープンする予定です。
人気の理由
それでは、各店舗が人気を得ている理由についても見ていきましょう。
1位:北海道どさんこプラザ
北海道どさんこプラザは2017年以来連続して1位を獲得しています。この店舗はその立地条件もさることながら、北海道各地から集められた珍しい商品や、テイクアウトの人気メニューが多く揃っている点が魅力です。
2位:沖縄・銀座わしたショップ本店
沖縄の魅力を代表するショップは2023年1月に位置を移すも、その人気は衰えません。商品がぎっしり詰まった特有の雰囲気が、多くのリピーターを生む要因のひとつです。
3位:宮城ふるさとプラザ
宮城がもたらす地元の味や特製商品で、多くの人々を惹きつけています。閉店の報が届きましたが、2025年には新たなスタートを切るとのことで、期待が高まります。
リピーターの増加傾向
調査結果からは、初めて訪れる新規客が減少する一方で、リピーターが増加している様子が伺えます。実際、リピーターの来店回数が平均19.15回と、依然高い数字を維持しています。特に20代の若者が多く訪れていることがわかりました。
お米が大人気
若い世代の中で特に目を引くのが「お米」の購入。アンテナショップを訪れる20代の男性の38%が米やその関連製品を購入しているという結果が出ています。こうした傾向は、少量パッケージの取り扱いや、特色あるブランドの米が並ぶからこそ。また、年齢が低いほどお米を購入する割合が高く、近年若者に人気の食材となっているようです。若い世代の買い物において、アンテナショップは「地域特化型のコンビニ」としての役割を担っていると考えられます。
まとめ
この調査から、アンテナショップは地方の魅力を再発見できる場として、そして新たな地域食材の発信地としての役割を果たしていることが分かります。これからも多くの人々に愛され続ける店舗であり続けることを願います。