ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」と「にゃおん」
全国で1,876拠点を展開するペット共生型障がい者グループホーム「わおん」と「にゃおん」では、2024年10月1日にさらに新しい拠点がオープンします。この新規拠点によって、より多くの方々が動物との共生の中で安心して生活できる場が提供されることになります。
「わおん」と「にゃおん」の特徴
「わおん」と「にゃおん」は、一般的な障がい者グループホームとは異なり、保護犬や保護猫の引き取りを推奨しています。動物とのふれあいを通じて、心の癒しやコミュニケーションの促進が期待できることから、多くの利用者さんに愛されています。特に、保護犬のシュロはグループホームのアイドル的存在で、彼を通じて多くの人々が温かな心を持って交流しています。
共生環境の重要性
動物と触れ合うことで得られるアニマルセラピーの効果は、利用者の心理的安定にも寄与します。また、殺処分される犬や猫の命を救うという社会的な意義も持ち合わせています。人との共生だけでなく、動物との共生を通じて、心豊かな生活を実現することを目指しています。
新しい拠点の紹介
新たにオープンする「グループホームしおさい」は、奈良県奈良市に位置します。この運営は特定非営利活動法人光進会が行い、理事長の吉村美幸氏をはじめ、福祉の専門知識を持ったスタッフが揃っています。個々の暮らしを総合的に支えるサポート体制が整っており、利用者が安心して暮らせる環境が提供されます。
「夢を諦めない、夢は必ず叶う」という理念のもと、利用者の生活を支援し、家族のような関係性を大切にしています。
香川県の新規開設
さらに、香川県丸亀市に新たにオープンする「グループホーム まるい亀さん」では、丸福株式会社が運営を担当しています。社長の福島昌嗣氏は、「少しでも多くの人の手助けができれば」との想いを語っています。このグループホームは、利用者が自然な生活を送れるよう、地域社会とのつながりを大切にしながら運営される予定です。
社会への貢献
「まるい亀さん」という名称は、亀とウサギの童話をモチーフにしており、一つ一つの瞬間を大切にしながら、利用者同士が共感し合える温かい環境を作ることを願っています。経験豊富なスタッフが、不安を抱える利用者に寄り添い、心のケアを行います。医療機関とも提携し、安心して生活できる基盤が整っています。
結び
「わおん」や「にゃおん」のようなペット共生型障がい者グループホームは、心の豊かさを育むだけでなく、利用者とその家族に新たな希望をもたらします。今後も、こうした拠点が全国に広がり、障がいをお持ちの方々が生き生きとした生活を送れることを願っています。