ブラインドサッカーの未来を開く提携
2025年3月より競技力向上パートナー契約を締結したのは、日本ブラインドサッカー協会(JBFA)と株式会社ボディメトリクスジャパンです。視覚障がい者が健常者と共にスポーツを楽しむ時代が近づいていると言えるでしょう。
資格向上に向けた新たな一歩
契約の具体的内容として、ブラインドサッカー男女日本代表チームおよび育成カテゴリーに向けて、ボディメトリクスジャパンの製品群が提供されます。特に注目されるメトリクスフォームやトレサンは、アスリートのコンディショニングをサポートするために設計されています。これにより、日本代表チームの競技力向上が期待されます。
JBFAのビジョンとミッション
日本ブラインドサッカー協会は「視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現」を目指しており、競技の普及や強化活動に取り組んでいます。また、競技特性を活かしたダイバーシティ教育プログラムにも力を入れ、視覚障がいについての理解を深める活動を展開しています。2018年度に朝日スポーツ賞を受賞したことも、その成果の一例と言えるでしょう。
期待が寄せられる大会
契約の期間は2025年2月末日までの1年間であり、その間にさまざまな活動が行われる予定です。特に注目されるのは、大阪で開催される国際大会で、日本代表が世界と戦うことになります。理事長の金子久子さんは、この契約を通じてブラインドサッカーの可能性をより高めていくと強調しています。「スポーツテックを活用して、アスリートたちの性能を最大化していきたい」との思いが込められています。
ボディメトリクスジャパンの役割
株式会社ボディメトリクスジャパンは、アスリートのコンディショニング支援を基本に、フィットネス機器「BODYMETRIX」の開発を行っています。全国のフィットネスクラブや医療機関など約130か所に導入されており、2021年からはホームフィットネス事業にも注力しています。代表取締役の佐藤彰洋さんは、ブラインドサッカーを実際に体験し、選手たちの環境に寄り添った製品を提供していく意欲を示しています。
新たな可能性の創造
ボディメトリクスジャパンの製品が選手たちの日々の練習やトレーニングにどのように影響を与えるのか、そして彼らがより良いパフォーマンスを発揮できるようになるのか、その成果が注目されます。彼らとの交流の中で新たな商品アイデアも生まれることでしょう。
今後、ブラインドサッカーのさらなる発展とともに、両者の関係性も深まっていくことが期待されます。そして、視覚障がいの有無にかかわらず、みんなが共に楽しめるスポーツの在り方を追求していくことこそが、これからの社会を豊かにする一歩となるでしょう。