リョービが新本館にてZEB Ready認証終了
リョービ株式会社(本社:広島県府中市)は、2024年11月27日に新本館において「ZEB Ready」認証を取得しました。これは、一般社団法人日本建築センターの建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)に基づいて与えられるもので、環境省が推奨する基準に達した建物に付与されます。この認証を獲得したのは、リョービグループにとって初めてのこと。また、広島県府中市においても、同認証を持つ建物は初の試みとなります。
自然エネルギーの活用
本社の新本館では、地域に存在する井水を空調熱源や雑用水として活用し、効率的な自然エネルギー利用を実現しています。この仕組みにより、建物内のエネルギー消費を大幅に削減しています。また、建物の中央には吹き抜けが設けられており、自然光を取り入れつつ自然換気が行われる工夫が施されています。このような設計により、設備機器によるエネルギー消費の削減にもつながっているのです。
完成披露式典での発表
リョービは81回目の創立記念日である12月16日に、新社屋の完成披露式典を開催しました。地元の来賓や関係者を招き、新社屋の環境性能を直接見てもらう機会を設けました。この式典では、テープカットが行われ、新社屋の誕生を祝いました。リョービはこれからも革新的な取り組みを通じて、持続可能な社会の構築に寄与していく意向を示しています。
環境への責任と未来への取り組み
リョービグループは、地球環境の保全を最重要視し、脱炭素社会や循環型社会の実現に向けて、今後も積極的に取り組んでいくことを表明しています。持続可能な社会を目指す中で、この新本館が果たす役割は非常に大きいといえるでしょう。
新本館の概要
- - 所在地: 広島県府中市目崎町762
- - 建物規模: 鉄筋コンクリート造 地上3階建
- - 延床面積: 5,300㎡(1階 1,672㎡、 2階 1,778㎡、 3階 1,778㎡、 塔屋 72㎡)
地域に根ざした企業として、リョービは新本館を拠点にさらなる成長を続け、環境に優しい未来を築く取り組みを進めていくことでしょう。