超高速水処理技術
2025-01-17 09:33:51

WEF技術開発が実現した超高速水中有機物処理の新技術とは

WEF技術開発、超高速水中有機物分解システムを発表



WEF技術開発株式会社(代表取締役:青山 章、滋賀県大津市)が、革命的な水中有機物分解処理システムを開発した。この技術は、空気中の酸素を用いて活性酸素を瞬時に生成し、これを利用することで従来の処理方法に比べて効率を格段に向上させるものだ。2025年1月30日には、東京ビッグサイトで開催される「InterAqua 2025」展にてその詳細が発表される予定で、多くの注目を集めている。

活性酸素による新たな水処理技術



今回の技術は、空気中の酸素から即座に活性酸素種を生成する特許技術に基づいている。通常のプラズマ生成装置と比較しても、そのコストパフォーマンスと生成能力において大きな優位性を持っている。また、水中の有機物を処理する際に、スーパーオキシドアニオンだけではヒドロキシラジカルを十分に生成できない問題点を克服するため、オゾンを少量混合することで処理の効率をさらに向上させている。

この新技術では、オゾンによる処理スピードの3倍の速さで水中の有機物を分解できるという特徴がある。これにより、多くの排水処理施設における課題を解決する一助となることが期待されている。

処理スピードの飛躍的向上



従来の活性酸素処理では、ローダミン染料の分解時間が約120分かかるのに対し、新たに開発された処理システムを利用することで、この時間をわずか12分に短縮することができた。この実績からも分かる通り、新技術による処理は従来の10倍、オゾン処理でさえも30倍のスピードを誇る。

難分解有機物への対応



特に難分解有機物の処理に関しては、今回の技術によって易分解化が実現可能になる。高濃度の排水処理基準もクリアできる可能性があり、これは環境問題の解決に向けた大きなステップとなるだろう。さらに、原水槽でこの新システムを適用することで、有機物がほとんどガス化分解されるため、活性汚泥法の必要性も大幅に削減される。

エネルギー効率の向上



従来の活性汚泥法は、大量の空気曝気が必要で、これが結果として電力消費を増加させ、余剰汚泥の発生という二重の問題を引き起こしていた。しかし、本システムでは必要な微生物が少量で済むため、電力使用量も大幅にカットできる。これにより、環境負荷を軽減しつつ、コスト面でも努力が必要な業界へ新たな解決策を提供することが可能となる。

展示会での発表に向けて



この新たな処理システムに関する特許は現在申請中であり、詳細な情報は2025年1月29日から31日まで東京ビッグサイトで開催される「InterAqua 2025」展示会にて発表される。ここでは、しが水環境ビジネス推進フォーラムブースでのプレゼンテーションが予定されており、業界関係者はもちろんのこと、広く一般への情報発信も行われる。

・会期:2025年1月29日(水)~31日(金)
・会場:東京ビッグサイト
・プレゼンテーションコーナー:2025年1月30日(木)11:05-11:35
・出展:しが水環境ビジネス推進フォーラムブース

会社概要



WEF技術開発株式会社は、2016年に設立され、水処理や廃棄物リサイクル、Mg関連技術の開発を行っている。新たな技術革新を推進し、環境保全に寄与する企業として、今後も注目される存在である。

公式サイトはこちら:WEF技術開発株式会社


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