Atrust Computer、新型シンクライアント「a100T」と「a100W」を発表
Atrust Computerは、最新のモニター一体型シンクライアント「a100T」と、「ゼロクライアント」の「a100W」をリリースしました。これらの製品は、特に省スペースを重視した設計がなされており、21.5インチのフルHD解像度に対応したLEDバックライト液晶を採用しています。
簡単設置とコンパクトデザイン
「a100T」と「a100W」は、約16mmの薄さで、重量は約3.2kg。これにより、デスクトップ環境をすっきりさせることが可能です。一般的なシンクライアントとは異なり、モニター背面にマウントする必要がないため、面倒な配線作業から解放されます。また、LANケーブルや電源ケーブル、キーボード、マウスを接続するだけで簡単に設置できるため、誰でも手軽に使用開始することができます。
本体にはタッチセンサー式のボタンが前面に配置されているため、操作も非常にシンプル。また、コネクタ類は背面にまとめられているため、デスク周りがすっきりします。冷却ファンを搭載しておらず、静かな動作音で集中して作業を行える環境が整っています。
a100Tの特長
a100TはTexas Instruments社製DM8148 ARMプロセッサを採用し、1GBのシステムメモリと4GBのフラッシュメモリを搭載しています。このシンクライアント専用OSであるAtrust OSにより、Citrix ICA/HDX、VMware Horizon View(PCoIP/RDP)、Microsoft RDP with RemoteFXといった一般的なリモートデスクトップと仮想デスクトップ環境に対応しています。これにより、安全かつ効率的な作業環境を実現しています。
a100Wの特長
一方、a100WはTeradici社製TERA2321プロセッサを搭載したゼロクライアントで、特にVMware Horizon Viewに対応しています。この製品は、高解像度かつフルフレームレートの3Dグラフィックスを可能にし、HDビデオやオーディオの再生もサポートしています。冷却ファンがないため静寂な環境が維持されるうえ、ハードウェアアクセラレーションにより、高品質なユーザーエクスペリエンスを提供します。タスクワーカーからパワーユーザーまで、幅広いニーズに応える仮想デスクトップ環境が魅力です。
セミナー情報
この新しいシンクライアントの実機を見ることができるセミナーが、2014年3月7日にアセンテック、シトリックス、Atrust Computerの共催で開催されます。参加者は、実際の製品に触れながら、最新の技術や導入事例について学ぶことができます。詳しい参加方法は、
こちらのリンクから確認できます。
Atrust Computerについて
Atrust Computerは、2007年に設立された台湾の企業で、シンクライアントやゼロクライアント、サーバーおよび関連ソフトウェアの設計・製造を行っています。高品質で効率的かつ環境に優しい製品を顧客に提供することを目指しており、厳密な品質管理を通じて信頼性のある製品を生み出しています。会社の日本事務所は、東京都港区に位置しています。詳細は、公式ウェブサイトを参照してください。
Atrust Computer 日本事務所
今後もAtrust Computerの製品に注目して、デジタル環境の進化を見守っていきたいと思います。