一般社団法人熱中学園が2025年、ジャパンタイムズ主催の「Sustainable Japan Award」でSatoyama部門の審査員特別賞を受賞しました。このアワードは、持続可能な社会の実現を目指す活動を顕彰するもので、地域活性化がテーマの「Satoyama部門」と企業向けの「ESG部門」に分かれています。熱中学園の受賞は、地域に密着した教育と活動が評価された結果です。
熱中学園の活動内容
熱中学園は2015年に「熱中小学校」プロジェクトをスタート。全国の自治体と連携しながら、新しい学びの場を提供しています。このプロジェクトの最大の特徴は、自主独立の精神を持った地域の人々が運営に携わる「大人の学び舎」である点です。熱中小学校では、7歳児の好奇心を思い出し、地方での暮らしを考えることが目的です。現在、国内外合わせて16校が開校し、2025年7月時点で約1000人の受講生が参加しています。350名以上のボランティア講師が授業を支え、地域の未来を担う人材を育成しています。
食文化を通じた地域活性化
2023年には、東京に特化した「食の熱中小学校」を開校し、首都圏の食文化に興味を持つ人々が集まっています。ここでは、毎月の座学と年間約15回の実習ツアーを通じて、地方の生産者やシェフとの交流を行い、関係人口の拡大に寄与しています。これにより参加者は地方の魅力や食材の価値を学び、地域社会との絆を深めています。
受賞の背景と未来の展望
熱中学園の受賞は、地域人材の活性化や都市との交流を通じてこれまで知られていなかった地方文化の魅力を伝える活動が高く評価された結果です。この「社会教育+地域再生」のモデルは、持続可能な地域づくりに資する重要な取り組みと位置づけられています。今後も熱中学園は、地方と都市を結ぶ学びの場をさらに広げ、地域社会を活性化させるための努力を続けていく方針です。
受賞記念講演会のお知らせ
受賞を記念した講演会が2025年9月30日(火)に開催されます。どなたでも参加可能で、参加は無料です。詳しくは公式サイトからお申し込みいただけます。講演会では、熱中学園の代表理事である堀田一芙氏や、他の著名人が登壇し、地域活性化の重要性について語ります。詳しいスケジュールや場所については、公式ウェブサイトにてご確認ください。
熱中学園の概要
- - 名称: 一般社団法人熱中学園
- - 代表者: 堀田一芙
- - 所在地: 東京都墨田区
- - 設立: 2019年3月
- - 主な事業: 大人の社会塾「熱中小学校」の運営、地域活性化授業、災害復興支援活動
詳しくは、熱中小学校の公式サイトと「食の熱中小学校」をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人熱中学園事務局
担当:亀田
E-mail:
[email protected]
TEL : 090-6499-2500