明治ブルガリアヨーグルトの紙カップを回収・リサイクルする実証がスタート
明治、万代、TOPPANが連携し、明治ブルガリアヨーグルトの紙カップを回収し、リサイクルする新たな取り組みを始めます。この実証プロジェクトは、2025年10月20日から11月30日まで、万代が運営するスーパーマーケット9店舗(兵庫、大阪、奈良)で実施されます。回収されるのは明治ブルガリアヨーグルト400gシリーズ4種の紙カップです。
取り組みの背景
現在、世界的にサーキュラーエコノミーへの移行が緊急の課題として求められています。特に、リサイクルが進んでいない紙製容器包装の中でも、ヨーグルト用の紙カップに対する関心が高まっています。これまで、牛乳パックはリサイクルされてきた一方で、ヨーグルトの紙カップは防水加工や内容物の付着が障害となり、利用されてこなかったのです。
このような背景を受け、明治とTOPPANは2025年5月に、3拠点での実証実験を行いました。その結果、効率的な回収方法や参加者の環境意識についてのデータを収集しました。この実証プロジェクトでは、消費者、小売店、製造者が協力してリサイクルを進めることを目指しています。
実証の概要
この実証では、以下のように実施されます:
- - 実施期間:2025年10月20日(月)~11月30日(日)
- - 対象:消費者
- - 回収場所:万代のスーパーマーケット9店舗
- 兵庫県
- 大阪府
- 奈良県
- - 回収方法:店頭設置の専用BOXに、洗浄済みのカップを投入
- - 回収対象商品:
- 明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン
- 同 脂肪0
- 同 カルシウムと鉄分
- 同 HOME MADE STORY
- - 回収時間:万代の営業時間に準じます。
- - 万代公式サイト: Mandai
各社の役割
このプロジェクトでの各社の役割は以下の通りです:
- - 明治:紙カップ回収の施策提案や再製品化を実施。
- - 万代:店舗での回収場所提供、告知ポスター掲示、回収BOX管理、消費者への対応。
- - TOPPAN:企画・製造、運用・管理を担当し、啓発企画立案も行います。
今後の展望
この実証を経て、明治、万代、TOPPANは紙製容器包装の回収・リサイクルをより広く普及させることを目指しています。将来的には流通業者や自治体、回収業者、製紙メーカーなどと協力し、消費者と共に循環型社会の形成に貢献していくことを目指していきます。
この取り組みは消費者にも参加の機会を提供し、リサイクルの重要性を啓発することにもつながります。環境問題が深刻化する中で、こうした実証プロジェクトが広がることが期待されています。
おわりに
本プロジェクトは単なるリサイクルを超えて、未来の持続可能な社会作りに向けた大きな一歩となることでしょう。消費者一人ひとりが行動を起こすことで、環境に優しい循環型社会の実現が近づくことを願っています。