Nao’ymtが贈る新曲『誰かこの感情に名前をつけて』の魅力とは

NAO’YMTがキャリア25周年を記念したプロジェクト『矢的直明2025』の第8弾として、新曲『誰かこの感情に名前をつけて』が8月1日に発表されました。これまで多くのアーティストに影響を与えてきた彼の音楽が、どのような感情を根底に持っているのか、そしてその魅力は何なのかに迫ります。

新曲『誰かこの感情に名前をつけて』は、夏の夕暮れ時に美しい夕焼けを見たときに感じた、「生まれてきてよかった」という深い思いを歌っているようです。この曲は、出会いや発見がもたらす感情を音にしたもので、聴く人にとっては心の奥底にある未だ言葉にできない感情を再認識させるものと言えます。

サビでは、やがて訪れる別れを知りながらも再会を願う気持ちがファルセットと共に歌われ、聴く者の心を揺さぶる情緒が感じられます。この潜在的な感情をNAO’YMTは鮮やかに描き出し、まるで夕焼けの色合いを思わせる、心に響くメロディーを生み出しています。

「誰かこの感情に名前をつけて」という歌のタイトルが示すとおり、これは名もなき感情に対する共感を呼び起こすもので、NAO’YMTの音楽は常にリスナーと心の距離を縮めてくれます。その音楽性は、彼の過去の作品『Fading』にも見られるように、懐かしさと静かな情熱を融合させたものであり、聴く者に「夏」という季節を感じさせます。

NAO’YMTはこの楽曲の作詞、作曲、トラックメイク、ボーカルを全て担当しており、マスタリングは有名アーティストの楽曲にも携わっているDave Kutchが行っています。彼自身の力強い声と繊細な音作りが合わさり、感情豊かなサウンドスケープを生み出しています。

『矢的直明2025』プロジェクトは、2025年の12月まで毎月1日に新曲をリリースする計画です。このプロジェクトを通じてNAO’YMTが描き続けるのは、音楽でしか表現できない感情です。彼は常に自身の感情と向き合い、さらに新しい感覚を提供してくれることに期待が寄せられています。

音楽界における彼の影響力は計り知れません。これまで三浦大知や安室奈美恵、AI、山下智久など多くのアーティストに楽曲提供を行ってきた経歴は、その実力を証明するものです。特に代表作『球体』は、日本各地での音をフィールドレコーディングし、22曲から構成されるアルバムとして評価されています。

今後、2025年には大阪・関西万博の公式ショーや、ゲーム『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』への楽曲提供など、多方面での活動も予定されています。NAO’YMTの音楽の進化と今後の展開に、目が離せません。これからも彼の新たな表現や感情の旅路を追っていきたいと思います。