エストニアのEJTC社が日本の不動産市場に参入
2021年3月24日、エストニアに本拠地を持つEstonian Japan Trading Company AS(以下、EJTC社)は、Nasdaq Balticに上場しました。この背景には、グローバルな事業展開と企業価値の向上を目指す強い意志がありました。上場を果たしたEJTC社は、これを足掛かりに日本国内での不動産事業への進出を決定しました。
日本国内の金融機関との協力体制
EJTC社が不動産事業を開始した理由は、上場企業としての信用力を活かし、日本国内の金融機関との協力体制が整ったからです。これにより、安定した収益基盤を構築することが可能となり、具体的には日本国内のマンションの取得を進めていく運びとなりました。
第1号案件は神戸市のマンション
実際の不動産事業では、2021年10月29日に兵庫県神戸市内のマンションを第1号案件として取得しました。この物件取得は、EJTC社の不動産事業の足がかりとして、今後の展開において非常に重要な意味を持ちます。さらなる事業拡大には、財務基盤の強化が求められ、11月中旬を目処に増資を行う予定です。
株式の流動性向上と資金調達
EJTC社は、増資を通じて株式の流動性を高め、資金調達を効率的に行う方針を持っています。これにより、エストニアの金融機関との協力体制をより一層確固たるものとし、IT先進国としての地位を確立していく狙いがあります。特に、エストニアでは土地開発が進んでおり、レジデンスを中心とした不動産ビジネスが期待されています。
不動産テックへの取り組み
さらに注目すべきは、EJTC社が不動産テック事業にも取り組んでいる点です。当社は2021年5月10日に暗号資産を利用した不動産売買の実績を上げており、今後はEJTC社も仲介して暗号資産を用いた不動産決済や、不動産物件のNFT化に向けたプロジェクトを展開していく計画です。これらの新しい技術を用いることで、より透明性の高い取引を提供し、ユーザーにとっても利便性が向上することが期待されます。
まとめ
EJTC社の不動産事業は、エストニアの金融機関との健全なパートナーシップに基づき、国内市場での着実な進出を目指しています。日本国内での拡大はもちろん、エストニアを拠点にしたワールドワイドな事業展開も視野に入れています。今後の動向から目が離せません。
詳細情報は、マーチャント・バンカーズ株式会社の
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