アナログ機器のIoT化を実現する「obniz Now」
株式会社obnizは、IoT化サービス「obniz Now」に新たに株式会社SIRCのIoTセンサーに対応したことを発表しました。これにより、アナログ計器のデジタル化が一層簡単になります。このサービスは、特に工場などでのデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートするために設計されています。
IoTセンサーの導入メリット
obnizの提供する「obniz Now」がSIRCの「IoT角度センサ」と「IoT電力センサ」に対応したことで、多くのメリットが得られます。
1.
作業負担の軽減:IoTセンサーによって、遠隔から測定値を把握できるため、実際の作業者の負担が大幅に軽減されます。
2.
迅速な異常検知:異常が発生した際、リアルタイムで通報を受けられる仕組みが構築可能です。
3.
ヒューマンエラーの削減:読み取りミスや転記ミスを防ぎ、より正確なデータ処理が可能となります。
4.
安全性の向上:高所や暗所での危険な作業を削減できます。
5.
自動化:異常値を常時監視し、自動で通報するシステムを構築することも可能です。
SIRCのIoTセンサーとは
SIRCが開発したIoT角度センサユニット(PAK x4/PAK x5)は、既存のアナログメータをIoT化するための先進的な製品です。特に、後付けで導入できるため、手間をかけずに計器のデジタル化が実現します。また、Zone1の本質安全防爆構造タイプが用意されており、特に危険度の高い場所での計器点検に対応しています。
一方、IoT電力センサユニット(DDS33P)は、電気工事を必要とせず、取り付けが非常に簡単です。わずか15秒で装着でき、積算電力量や有効電力を非接触で測定可能です。この機能により、企業はカーボンニュートラルの取り組みや省エネ評価を行う際の強力なサポートを得ることができます。
安価で迅速なIoT化を実現
obniz Nowは、従来のIoTソリューションとは異なり、端末のソフトウェア開発が必要ありません。これは、obnizが提供する独自の特許技術であり、すべての企業に対して同じソフトウェアを使用することでコスト削減を実現しています。
このプロセスにより、ユーザーは機器の作動履歴やエラー状態をWebダッシュボードでいつでも確認できるようになり、より効率的な保守が可能となります。
「obniz Pipeline」でさらなる利便性を
さらに「obniz Pipeline」は、IoTセンサーのデータ転送サービスを提供します。これにより、周辺のセンサー情報をAPIで常時転送し、空間全体をIoT化することが可能となります。あらゆるメーカーのセンサーに対応しており、複数のサービスを一台のゲートウェイで運用できるマルチアプリケーション機能も備えています。
まとめ
obniz NowとSIRCの新センサーの連携は、工場などでアナログ機器のIoT化を進めるための強力なソリューションとなるでしょう。どんな企業でも手軽に利用でき、迅速にデジタルトランスフォーメーションを実現するための道が開かれます。これからも、obnizは製造業のDXをサポートし続けます。