世界の歯科衛生士を称える「世界歯科衛生士賞」募集開始

歯科衛生士の功績を称える「世界歯科衛生士賞」

一般財団法人サンスター財団と世界歯科衛生士連盟が手を組み、第7回目の「世界歯科衛生士賞」の募集を開始しました。この賞は、歯科衛生学や地域社会、患者への素晴らしい貢献をした歯科衛生士を表彰することを目的に、2004年から実施されています。応募は日本国内からのもので、締切は2026年1月16日の午前8時（日本時間）です。

「世界歯科衛生士賞」の特徴

この賞は、サンスターとは独立した専門家によって構成された選考委員会による厳正な審査を経て、受賞者が決まります。2026年の授賞式は、イタリア・ミラノで開催される「International Symposium on Dental Hygiene（ISDH）」内で行われ、選ばれた受賞者は全額支給される参加費用を持ってこのイベントに招待されます。

対象部門と応募要件

本賞では、以下の6つの部門において歯科衛生士を募集しています。

1. 公衆衛生部門：歯科疾患を予防、管理し、歯科保健を増進しているコミュニティプログラムの実施者。
2. 臨床部門：フルタイムで臨床業務に携わり、一般歯科から高齢者歯科まで幅広い診療を行う者。
3. アカデミア部門：歯科衛生士教育に関与するフルタイムの教育者。
4. アントレプレナー部門：歯科領域でのビジネスを展開し、患者に利益をもたらす個人事業主。
5. 新人歯科衛生士部門：2020年以降に卒業した新しい歯科衛生士で、地域や患者に変化をもたらす活動を行っている者。
6. リサーチ部門：直近3年で出版された査読論文の筆頭著者。

応募資格としては、公式の歯科衛生士資格を持つことが条件で、自薦だけでなく他薦も受け付けています。また、各部門からの受賞者として選ばれるのは、各部門1名で、合計6名が対象となります。受賞者にはそれぞれ1500ドルの賞金と、ミラノでのISDH参加費、旅費が支給されます。

応募方法

応募は、サンスター財団の公式ウェブサイトにて行います。1人につき1つの部門にのみ応募でき、書面および動画での選考が実施されます。詳細については「How to Apply」のページをご参照ください。

過去の受賞者とサンスターのビジョン

過去の受賞者は、サンスター財団の公式ウェブサイトで確認できます。また、サンスターグループは「100年mouth 100年health」をテーマに、口腔の健康が全体的な健康に寄与することを考えた活動を展開しています。これまでの活動を通して、口腔と全身の健康の関連性に関する研究と啓発活動を行い、全世界の医療関係者と知見を共有してきました。